医療保健学部

School of Health Sciences 蒲田

カリキュラム

理学療法学専攻の学びのポイント

充実した実習科目を設置

講義科目に対応した学内実習科目が充実。修得した知識を実習科目により定着させ、実践的に学修することができます。

大田区との継続的連携

大田区在住の高齢者を対象とした「健康効果大学」を開催。高齢者の方の体力測定などを継続的に実施しています。修得した知識を活かして、学生が主体的に測定をサポートし、あわせて接遇も学びます。

専門教育科目・専門科目

専門基礎科目

専門基礎科目は3つの分野から構成されています。ひとつは人体の構造と機能、心身の発達に関する分野。理学療法の専門科目を学ぶうえで基礎となる「解剖学」「生理学」「キネシオロジー」「人間発達学」などを学修します。2つめは疾病と障害の成り立ちおよび回復過程の促進に関する分野です。「病理・組織学演習」「整形外科学」など、医療に従事する理学療法士にとって不可欠な科目を学びます。3つめは「リハビリテーション医学」「リハビリテーション工学」「生命倫理」など、グローバルな視点から理学療法を捉え、保健・医療・福祉の推進と理学療法士の社会的責務の理解を目的とします。

主な専門基礎科目
キネシオロジー(運動学)

骨・関節・筋・神経系を中心とする人体構造学・生理学をもとに、人体の正常な動きと仕組みを理解します。

解剖学Ⅰ・Ⅱ

基本的な人体の構造理解のため、筋・骨格系、循環器系、中枢・末梢神経系、および内臓系について、実際に観察したり触ったりしながら実践的に学びます。

神経内科学

血管障害、代謝障害、中毒、感染、遺伝などが原因で引き起こる脳神経と筋肉の疾患を、病態と診療の概要、リハビリテーションとの関連から理解します。

人間発達学

対象者の心理・身体・生活環境の状態を理解するために、胎児期から老年期までのライフスパンで各時期における身体・運動・心理・社会性の発達の特徴や発達課題を学びます。

専門科目

専門科目は5つの分野から構成されています。専門科目の特色としては、①基礎理学療法では、理学療法の枠組みと理論を理解し、系統的な理学療法を構築する能力を養います。②理学療法評価は、基本的な評価方法を理解し、併せて専門領域別に学修を発展させていきます。③理学療法治療は、これまで学んだ理学療法評価学に基づき、障害に対する理学療法に必要な専門的知識と治療技術を修得します。④地域理学療法では、対象者の家庭や職場、地域における生活を支援していくために必要な知識や技術の修得が目的です。⑤臨床実習では、学んできた知識や技術を統合し、現実の理学療法にそれらを適合する臨床実習を行います。

主な専門基礎科目
神経系理学療法学

脳損傷の発症と病態、急性期での治療と全体の医療的ケアの基本事項について学ぶとともに、中枢神経系疾患の理学療法評価と治療の概要を理解します。

スポーツ科学理学療法学演習

理学療法の視点で健康、スポーツ活動の支援やスポーツ外傷・障害を予防・治療できるよう、その方法論を学びます。

運動器系理学療法評価学

骨、関節、筋およびそれらを制御する神経系が関与する運動器系疾患を正しく理解し、運動器系疾患に対する理学療法評価についての知識と技術を学修します。

マニュアルセラピー実習

徒手理学療法の基本となる触診技術を学ぶとともに、臨床推論をベースにした神経筋骨格系に対する評価および基本的治療技術の理論と知識を理解します。

内部障害系理学療法学

循環器、代謝、呼吸器の各疾患および障害の予防と治療の目的・効果を学び、その適応・手技・リスク管理についての知識を深めます。

運動器系理学療法学

骨・関節・筋を中心とした運動器系疾患の特徴と、診断、評価を学び、運動器系疾患の保存的治療だけでなく、整形外科手術後の後療法についても知識を深めます。

カリキュラム・4年間の学びの流れ

※記載内容は予定であり変更となる場合があります。

基礎教育科目

幅広い教養を身につけることを目的とし、人文・社会科目、情報・数理・自然科学科目、外国語科目群などで構成されています。

専門基礎科目

専門基礎科目は、①人体の構造と機能および心身の発達、②疾病と障害の成り立ちおよび回復過程の促進、③保健医療福祉とリハビリテーションの理念についての3 分野をそれぞれ学修します。

専門科目

「基礎理学療法」「理学療法評価」「理学療法治療」「地域理学療法」「臨床実習」の5 分野で構成され、理学療法の理論から、評価方法、治療技術、対象者の支援方法まで幅広く学びます。

1年次
  • フレッシュマンイングリッシュⅠ・Ⅱ
  • コンピュータリテラシー演習Ⅰ・Ⅱ
  • フレッシャーズゼミ
  • 物理の世界
  • 解剖学Ⅰ・Ⅱ
  • 生理学Ⅰ・Ⅱ
  • 医学概論
  • 栄養と健康
  • 生命倫理
  • 解剖学実習Ⅰ・Ⅱ
  • キネシオロジー
  • 基礎理学療法学実習Ⅰ・Ⅱ
  • 理学療法概論
  • 検査測定学
  • 検査測定学演習
  • 臨床実習Ⅰ(見学)[1週間]ほか

社会人としての教養と、専門科目を学修するうえでのベースとなる基礎教育科目、人体の構造と機能を学ぶ専門基礎科目に加えて、専門科目( 機能・能力測定)およびその演習を学びます。

2年次
  • 生理学実習
  • 人間発達学
  • 病理学
  • 整形外科学
  • 精神医学
  • 臨床心理学
  • リハビリテーション医学
  • 病理・組織学演習
  • 臨床薬理学
  • 小児科学
  • 神経内科学
  • リハビリテーション工学
  • 家族社会学
  • 医療経済学
  • 一般臨床医学
  • キネシオロジー演習
  • 運動器系理学療法評価学
  • 神経系理学療法評価学
  • 内部障害系理学療法評価学
  • 運動療法
  • 義肢装具学実習
  • 日常生活活動論
  • 画像評価学
  • 義肢装具学演習
  • 運動療法実習
  • 物理療法
  • 物理療法実習
  • 臨床実習Ⅱ(検査測定)[1週間]ほか

医療従事者にとって必要な人体の構造と機能について、個体・器官・組織の各レベルで学ぶ専門基礎科目を中心に学修するとともに、理学療法士に必要な「運動療法」などの専門科目を履修します。

3年次
  • 老年医学
  • 公衆衛生学演習
  • 理学療法研究
  • 神経系理学療法学
  • 神経系理学療法学実習
  • 運動器系理学療法学
  • 運動器系理学療法学実習
  • 内部障害系理学療法学
  • 内部障害系理学療法学実習
  • 発達障害系理学療法学演習
  • 日常生活活動論実習
  • 理学療法ゼミ
  • リスク管理論
  • マニュアルセラピー
  • マニュアルセラピー実習
  • 生活環境福祉学
  • 老年期理学療法学
  • スポーツ科学理学療法学演習
  • 地域理学療法学
  • 臨床実習Ⅲ(総合)[4週間]

運動器系、神経系、内部障害系および生活支援系の実習により理学療法の幅広い知識と技術を身につけ、臨床実習では、検査結果を理学療法評価として総合的に捉え、学修します。

4年次
  • 卒業研究
  • 理学療法総合演習
  • 理学療法マネジメント論
  • 先端医療総合講義
  • 理学療法マネジメント論
  • 臨床実習Ⅳ(インターン)[6週間×2]

医療機関や老人保健施設での総合実習に臨み、実践的な理学療法の知識・技術の統合を図ります。また、大学での学修の集大成として卒業研究に取り組みます。


大学院進学

就職

※代表的な科目のみ掲載。変更になる場合があります