応用生物学部化粧品コース

2024年4月入学生より School of Bioscience and Biotechnology 八王子

豊かな社会の創造につながる
化粧品分野を応用生物の観点から学ぶ

コース紹介ビデオ

コース紹介文

「化粧品コース」は、皮膚、毛髪、化粧品を学術的・専門的に学ぶコースで、化粧品専門コースとして日本で初めて初めて設立されました。化粧品メーカーの研究部門出身の教員が、開発の現場で必須の実践的な知識や技術を指導することにより、化粧品やその原料の開発・製造・販売などを手掛ける企業で活躍できる人材を育成します。

「化粧品コース」は、皮膚、毛髪、化粧品を学術的・専門的に学ぶコースで、化粧品専門コースとして日本で初めて設立されました。化粧品メーカーの研究部門出身の教員が、開発の現場で必須の実践的な知識や技術を指導することにより、化粧品やその原料の開発・製造・販売などを手掛ける企業で活躍できる人材を育成します。

特長

  • 皮膚・毛髪・化粧品を学術的・専門的に学ぶために、他に先駆けて設置された先進的コース
  • 化粧品メーカーの研究部門出身の教員が、開発の現場で必須の実践的な知識や技術を指導
  • 化粧品やその原料の開発・製造・販売などを手がける企業に、多くの卒業生を送り出した実績

Research化粧品の研究

肌トラブルの原因を探り、有効成分の開発につなげる

皮膚の中で何が起きているのかを調べ、シミの治療やあれ肌改善、日焼け防止などに効果のある化粧品成分の開発をめざしています。現在の取り組み例としては、日焼けによる色素沈着を起こす色素細胞のメカニズムの研究や、皮膚にたまったメラニンを排出する方法として表皮細胞の増殖を高めてシミ予防につなげる研究などがあります。また、企業と共同で、実際にヒトから採取した皮膚を用いた化粧品の性能実験も行いました。これは皮膚に紫外線を当てたときに起きる変化を、化粧品中の成分が正常な形に戻せているかを調べるもので、採取後時間の経っていない皮膚を用いるチャレンジングな取り組みでした。そのほか、新しい肌の診断方法の研究など、皮膚に関する幅広いテーマで研究が進行中です。

関連する項目

SDGsSDGs 03SDGs 09

皮膚生理学研究室
吉田 雅紀 教授

化粧品コース特集ページ
高機能性化粧品へ
の挑戦

高機能性化粧品の詳細とその関連研究などをご紹介します。

化粧品コースのカリキュラム

1年次から実学基礎科目で人文社会や語学を学びながら、専門分野を学ぶ上での土台となる学部共通科目として、生命科学や分子生物学、有機化学などを学びます。3年次に化粧品コースに進んだら、化粧品原料化学や毛髪科学、化粧品実験など、より専門的な分野を学修します。そして4年次の卒業研究で、豊かな社会の創造につながる化粧品に関する最先端の研究に取り組みます。

化粧品コースのカリキュラム

化粧品コースの主な専門教育科目

化粧品界面化学

化粧品を設計・製造するうえで必要不可欠な「コロイド界面化学」の基礎について学修します。 分散、表面張力、可溶化、乳化などの「界面現象」に関する基礎理論とともに、これらの現象がどのように化粧品設計に応用されているかについて理解します。

皮膚科学

皮膚の基本的な構造と役割、機能を学んだうえで、皮膚の保湿、皮膚色および老化による形態の変化や疾病に関係する皮膚内部の現象、皮膚表面の変化や症状との因果関係について学修。低湿度や太陽光線が皮膚に及ぼす作用とそのメカニズムも解説します。

化粧品研究開発概論

消費者の信頼に応えるために企業で実際に行われている化粧品研究開発の方法論を、大手化粧品企業での実務経験豊かな講師が解説。化粧品開発者の思考法や製品化へのアプローチ法、消費者の意識や行動、品質保証の考え方などを、実例を交えて学びます。

化粧品コースの専門実験

化粧品実験Ⅰ

実験を通じて化粧品分野についての専門能力を養うとともに、実験結果の解析と処方設計を行って論理的思考能力や分析・評価能力、問題解決能力を身につけます。実験の内容は、コロイド界面化学の基礎知識と化粧品設計・製剤化に必要な技術を修得する「化粧品設計実験」。美白剤や紫外線吸収剤の評価を行う「化粧品評価実験」。スキンケア素材の開発に欠かせない細胞での評価方法や皮膚の構造、メラニンについて学ぶ「スキンケア素材の評価」など多岐に渡ります。

研究・教員紹介

皮膚症状の内部機構を調べ、新たな化粧品や診断法の開発につなげています

3.すべての人に健康と福祉を 9.産業と技術革新の基盤を作ろうを

毛髪形成や白髪形成に関わる様々なメカニズムを明らかにするとともに、頭皮環境との関連性の理解を深める

安全安心な化粧品を作るための成分・製剤化研究

3.すべての人に健康と福祉を 12.つくる責任、つかう責任

          

抗酸化物質は酸化ストレスから生体を守ります。そのメカニズムや医療などへの応用を研究します。

ニキビ・敏感肌・アトピー等の美容皮膚科学、美白・抗老化・コラーゲン等の美容素材、香りの機能性の研究

      

皮膚表皮角層バリアの形成メカニズムを進化的側面から研究しています。

3.すべての人に健康と福祉を 9.産業と技術革新の基盤を作ろうを

          

食品加工を通して食品ロスの削減や機能性の向上などを目指します

2.飢餓をゼロに 3.すべての人に健康と福祉を 9.産業と技術革新の基盤を作ろうを

暮らしに役立つ化粧品や食品、医薬品素材の生産や環境浄化など、微生物利用の可能性を追求する研究室です!

7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 12.つくる責任、つかう責任

      

健康寿命を延ばすための研究です。コエンザイムQ10とミトコンドリアに注目しています。

3.すべての人に健康と福祉を

卒業後の進路

大学院進学/化粧品製造・販売関連/化粧品原料・香料関連/医薬品製造・販売関連/化学製品関連/美容用品・サービス関連/健康用品・サービス関連/食品・栄養関連/家庭用品関連/研究機関 ほか

関連する資格

•化粧品製造販売責任者 •色彩検定 •スキンケアアドバイザー •アロマテラピー検定 •毒物劇物取扱責任者 •危険物取扱者 •特定化学物質等作業主任者 •食品衛生管理者 •食品衛生監視員 •食品衛生責任者 •中級バイオ技術者 •技術士補 •情報処理技術者試験 •登録販売者 •公害防止管理者 •環境計量士 •臭気判定士 •生物分類技能検定 •環境社会検定(eco検定) •ビオトープ管理士 •フードアナリスト ほか
※それぞれの資格には、取得条件や種別などがあります。