プロジェクト実習
コンピュータ技術の主要部分をプロジェクトという実体験を通して修得することをめざし、複数の異なるテーマで実習を展開していきます。
ビジネスセンスを持ったITエンジニアの育成
本実習のテーマは、ビジネスセンスを持ったITエンジニアの育成です。これからのITエンジニアには、言われたものを作るだけではなく、自ら考えて発信できることが求められます。本実習では、前期にインターネットアプリケーションアプリを作成するプログラミングスキルを修得し、後期にそれを生かした事業計画を作成します。年2回、実際にベンチャー企業の方々の前で発表することによって、発想力と情報伝達力を鍛えます。また、社会で何が求められているのかを、実体験で学びます。
コンピュータインタラクション制作
ワイヤレスで人間の動きをとらえるモーションセンサをコンピュータに接続し、人間とコンピュータとの間における新たな情報処理システムを1年間をかけて制作し、1つのまとまった作品として学会で発表します。
機械学習・深層学習の応用
近年発展のめざましい人工知能の根幹をなす機械学習・深層学習を応用した研究プロジェクトに取り組みます。特に深層学習にスポットを当て、その基本技術を、pythonのライブラリを自ら作成していきます。そして、自ら作成したライブラリと既存のライブラリを用いて、文字認識や画像認識、機械翻訳などのタスクを実践することで、深層学習を理解し、研究プロジェクトに取り組んでいきます。さらに、後期では、深層学習という新しい人工知能の技術を用いたシステム開発や研究にチャレンジします。各自が自由に自分の興味のある目標を設定し、少人数のグループに分かれ、今までにはないシステムの開発や、新規性のある研究成果の実現を目指します。
IoTアプリケーションの開発
IoTアプリケーションの開発を通じて、基礎知識や中核的なスキルの修得を目的としています。学習環境の特長は、世界1000社以上の企業で使われているPTC社の「ThingWorx」というツールを開発プラットフォームとして利用する使用していることです。実際の現場で使用しているプロ仕様の開発ツールをいち早く授業に導入し、実践的なIoTスキルを身に付けていきます。PTC社の社員による授業の実施や学外での成果発表など、積極的に実社会と関わっていく授業です。