バイオニクス専攻

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バイオニクス専攻

バイオニクス専攻では、生体の仕組みや、生体が作り出す物質を探求して、それを応用する研究・教育を行っています。特に医療・医薬品、食品、化粧品、環境などの分野に注力しており、新しい機能物質や革新的な方法を提唱するなど、知的生産能力の高い人材の育成を目的としています。研究テーマは、(1)創薬を目標にした、がん細胞の死・分裂・老化の仕組み解明、(2)食品保存法のための油脂劣化の仕組み解明や、食品の凍結・乾燥の物性解析、(3)化粧品開発のための敏感肌・アトピー肌・シワ形成の仕組み解明や化粧品原材料開発、(4)環境保全のための特殊な微生物や植物の機能解析など、現代のニーズに深く関わるものが主軸となります。

特色

各分野で必要とされる専門技術の修得

研究プロジェクトに取り組む中で、学生はさまざまな実験手法を学びます。その過程で専用の器具・機器を扱い、基本操作を修得します。本学には高度な解析を可能にする科学機器が充実しています。これらを自由に利用できる環境は、学生にとって大きなメリットです。本専攻は、その専門技術と知識を高いレベルで修得できるよう学生を教育します。

生活の質の向上に貢献する研究者・技術者の育成

医薬品や食品、化粧品など生活の質に直結する分野や、人間社会を取り巻く環境の保全分野において、課題解決力を身につけた人材を育成します。本学バイオナノテクセンターに設置している先端的研究装置は、遺伝子工学、細胞工学、食品科学、化粧品学、環境分析、バイオナノテクノロジーなどの知識と技術の教育に利用します。

新しい科学技術に対する取り組み

急速に発展する科学技術に対応した人材を教育・育成します。例えば、人工知能によって生産性が大きく変わることが期待されていますが、医薬品や食品分野、化粧品や環境分野での研究・教育に、順次取り入れます。

専門分野の英語力の向上

本専攻は、英語による専門科目の授業を順次増やしていきます。海外の大学からの留学生に対して、広く門戸を広げる方針です。また、日本人学生にとっては、英語をコミュニケーション手段として用いた専門分野での活躍を可能にする機会になることを期待しています。

主な科目

研究・プロジェクト科目

バイオニクス研究企画、バイオニクス研究Ⅰ、バイオニクス研究Ⅱ、バイオニクス研究Ⅲ

博士前期課程における2年間の在学期間を通じて、指導教員のもとテーマ設定、企画、研究を行います。各学期末には、研究発表会を実施し、研究の進行状況やその成果を発表します。2年次後期には、博士前期課程の集大成として研究を修士論文にまとめ発表します。

専門科目

生体分析学特論

生体分析において、実験で得られたデータを理論式と対比して検証することや、理論式によって分析結果を予測することは、たいへん有効な解析方法です。この授業では、このような解析を行える能力を身につけることを目指しています。このため、理論的な計算値を求める数学的な手法について、数式処理のフリーソフトMAXIMAを用い、反応速度、化学平衡、分離分析などを例にして、演習を交えて学習していきます。また、生体分析等の分析において得られたスペクトルや時系列データを解析するための処理法についても学習します。

バイオレメディエーション特論

バイオレメディエーションとは、微生物や植物などの生物を利用した省エネルギーかつ低負荷な環境修復技術であり、地球温暖化、砂漠化、土壌・水質・大気汚染などの環境問題の解決への利用が期待されています。本講義では遺伝子組み換えによるバイオレメディエーションの高機能化の研究や実用化の状況に加えて、生物を利用した汚染状況の検知方法である環境モニタリング技術、および今後の展望や課題について解説します。

化粧品設計学特論

本授業では、化粧品の製品コンセプト作りと処方設計において、界面化学および材料化学がどのように応用されているのかを、講義および処方解析実習を通して学びます。題材としては、製品コンセプトと処方設計の関係が比較的明瞭な、リップクリーム製品を用います。前半は、化粧品の効果、製品設計の仕組み、処方技術などに関する学術面の講義を行います。後半は、履修者が選択した市販リップクリーム製品の処方設計と性能についての解析を行います。履修者は製品の全成分表示リストを基に、処方設計と製品コンセプトの関連について発表を行います。

3つのポリシー

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教員プロフィール

柴田 雅史

柴田 雅史

専門分野
コロイド界面化学、無機材料化学、化粧品学
役職/職名
教授
バイオニクス専攻長
秋元 卓央

秋元 卓央

専門分野
生命工学、バイオセンサ、応用物理
役職/職名
教授
岩渕 徳郎

岩渕 徳郎

専門分野
毛髪科学、生化学、皮膚科学
役職/職名
教授
浦瀬 太郎

浦瀬 太郎

専門分野
環境衛生工学、上下水道学、膜分離技術を用いた水処理、微量化学物質(医薬品、化粧品、臭気物質など)の環境中での挙動およびその分解処理
役職/職名
教授
教務部長
加柴 美里

加柴 美里

専門分野
病態生化学、栄養生化学
役職/職名
教授
教養学環長
加藤 輝

加藤 輝

専門分野
核酸化学、創薬化学、化学バイオテクノロジー
役職/職名
教授
佐藤 淳

佐藤 淳

専門分野
生物工学、生化学、生物創薬
役職/職名
教授
バイオ・情報メディア研究科長
佐藤 拓己

佐藤 拓己

専門分野
アンチエイジングフード、神経科学、ケミカルバイオロジー
役職/職名
教授
杉山 友康

杉山 友康

専門分野
生命工学、分子細胞生物学
役職/職名
教授
多田 雄一

多田 雄一

専門分野
植物バイオテクノロジー、植物分子育種
役職/職名
教授
就職部長
永井 利治

永井 利治

専門分野
食品化学、分析化学、食用油脂
役職/職名
教授
西野 智彦

西野 智彦

専門分野
微生物学、発酵学
役職/職名
教授
藤沢 章雄

藤沢 章雄

専門分野
反応化学、有機化学
役職/職名
教授
前田 憲寿

前田 憲寿

専門分野
生命科学 (皮膚科学、分子細胞生物学、生化学、薬理学)、香粧品科学
役職/職名
教授
松井 毅

松井 毅

専門分野
皮膚科学、細胞生物学、生化学、進化生物学
役職/職名
教授
松井 徹

松井 徹

専門分野
応用微生物学、生物化学工学
役職/職名
教授
村上 優子

村上 優子

専門分野
がん、分子標的治療、細胞周期
役職/職名
教授
安川 然太

安川 然太

専門分野
食品機能学、食品衛生学、食品加工学
役職/職名
教授
矢野 和義

矢野 和義

専門分野
生物工学、分子生物学
役職/職名
教授
応用生物学部長
横山 憲二

横山 憲二

専門分野
バイオテクノロジー、生化学分析
役職/職名
教授
吉田 雅紀

吉田 雅紀

専門分野
皮膚科学、香粧品学、分子生物学、細胞生物学
役職/職名
教授
吉田 亘

吉田 亘

専門分野
核酸工学、遺伝子工学、エピジェネティクス
役職/職名
教授
土井 晃一郎

土井 晃一郎

専門分野
バイオインフォマティクス、データマイニング
役職/職名
准教授
西 良太郎

西 良太郎

専門分野
分子生物学、分子遺伝学、放射線生物学
役職/職名
准教授
岡田 麻衣子

岡田 麻衣子

専門分野
分子内分泌学(性ステロイドホルモン)、ケミカルバイオロジー、分子生物学、細胞生物学、分子腫瘍学
役職/職名
講師
関 洋子

関 洋子

専門分野
食品科学、食品加工学、食品の品質
役職/職名
講師
西野 勝俊

西野 勝俊

専門分野
天然物化学、分子生物学、免疫学
役職/職名
講師
伊澤 千尋

伊澤 千尋

専門分野
無機化学、材料化学
役職/職名
助教
岡本 瑞穂

岡本 瑞穂

専門分野
生化学 神経科学
役職/職名
助教
木村 将大

木村 将大

専門分野
酵素学、分子生物学、生化学、免疫学
役職/職名
助教
後藤 早希

後藤 早希

専門分野
分子生物学、応用微生物学、バイオプラスチック
役職/職名
助教
中村 知世

中村 知世

専門分野
応用微生物学、細菌学
役職/職名
助教

研究室一覧