バイオニクス専攻研究室一覧

応用生体科学(矢野和義・岡田 麻衣子)研究室

研究内容
病気の早期診断・早期治療に貢献できるようなバイオテクノロジーの確立を目指しています。まず、抗体のような分子認識能を持ち標的分子に特異的に結合できる特殊なDNA(アプタマー)を開発し、病気の診断や病原性微生物の検出に応用することを目指しています。疾病のターゲットとしては、免疫不全状態となるAIDSの進行度を測るための指標となる免疫細胞表面のタンパク質や、院内感染を引き起こす黄色ブドウ球菌などです。
また、病気を見つけ出す抗体やDNAアプタマーを多数貼り付けたガラス基板(抗体チップ、アプタマーチップ)を作製し、複数の病気の指標成分を一度に検出することにもチャレンジしています。このときにナノテクノロジーを駆使して極めて薄い膜(ナノ薄膜)をあらかじめガラス基板に作製しておくことで、目的の成分を高感度に検出することが可能となります。(図は、ナノ薄膜を持ったガラス基板上で疾病指標成分を高感度に検出する概念図です。)
応用生体科学(矢野和義・岡田 麻衣子)研究室
研究テーマ

1. 分子認識能を持ったDNAのAIDS診断への応用
2. DNAを用いた病原性微生物の迅速検出法の開発
3. ナノテクノロジーを駆使した病気の指標成分の高感度検出

研究室ページ

https://yano-lab.bs.teu.ac.jp/

研究キーワード
抗体 , DNAアプタマー , ナノテクノロジー , プラズマ重合法 , 蛍光偏光法 , 病原性微生物
関連するSDGs
3.すべての人に健康と福祉を
担当教員
教授 応用生物学部長
矢野 和義/ヤノ カズヨシ/YANO Kazuyoshi
専門分野:生物工学、分子生物学
講師 
岡田 麻衣子/オカダ マイコ/OKADA Maiko
専門分野:分子内分泌学(性ステロイドホルモン)、ケミカルバイオロジー、分子生物学、細胞生物学、分子腫瘍学
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