メディア学部

School of Media Science 八王子

東京工科大学 HOME> 学部・大学院案内> メディア学部> A.C.P.C.寄付講座ゲスト講師インタビュー> REC.002 chapter.2「僕は『どこで、何のために、何で?』を繰り返す。」

REC.002 chapter.2「僕は『どこで、何のために、何で?』を繰り返す。」

2016年10月18日開催

season 5


REC.002 chapter.2
僕は『どこで、何のために、何で?』を繰り返す。」

― クレイ先生はアーティストの活動ばかりではなく、大手企業の取締役として仕事をなさっていますが、どんな新人を必要としていますか?

クレイ:仕事をこなさないというか、ちゃんと自分で考えて行動ができる人です。例えばトライ&エラーの意味でいうと、トライしてエラーしたときに、エラーに対してちゃんと向き合える人がいいですね。失敗して、ゴメンなさいと淡々とやっていく人は必要としていません。失敗したら何で失敗したのかをきちんと振り返ることができる人材が欲しいです。僕は一から少しずつ教えます。面談していて、まだ力がついていない人には、その企画に対して「何でやるの?」と聞きます。すると「何でってどういうことですか?」という返答があって、僕は「どこで、何のために、何で?」を繰り返す。そのうち段々と的が絞られて、自分で答えを見出していく。それが軸になって日々ちゃんと仕事をしていけば大事なことは見失わないと思います。3時間、「何で?」しか言わなかったことがあります(笑)。、企画をつくるときに「何で?」と自問自答するとまとまりがつくかもしれませんね。

― 自分を磨くために何かなさっていますか?

クレイ:旅行もしますが、映画をたくさん観るようにしています。

― これまでのベストをいくつか教えてください。

クレイ:3位はウォルター・アイザックソンの伝記を原案としたアップル社の創設者『スティーブ・ジョブズ』(2015年)。2位はトム・ハンクス主演の『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994年)かな。この映画はガンプの挑戦と失敗が続くなかで、人との出会いがあって、のちに「あんなこともこんなこともあったよ」と、人に多くのことを語れるガンプのような人生が僕は大好きです。1位は、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの『最高の人生の見つけ方』(2007年)。この二人の名優が、おじいちゃんになって、バケットリスト(死ぬまでにしたいことをリスト化したもの)を全部チェックしていくというストーリーですが、アメリカでは大学の自分のバケットリストを授業でつくるんですよ。これは日本でも授業でやった方がいいですね。
僕の人生のバケットリストもまだまだ足りていない。今日学生を前に話をしていて、インパクト不足だなと感じました(笑)。

― 本日は誠にありがとうございました。(次回はアソビシステム(株)代表取締役中川悠介さんです)

 

クレイ勇輝さん

REC.002 クレイ勇輝さん
元キマグレン ミュージシャン

- REC.002 chapter 1-2