REC.006 chapter.3「木村カエラとパフィー」
season 1
REC.006 chapter.3
木村カエラとパフィー
―木村カエラさんがディズニーのアニメ「フランケンウィニー」(ティム・バートン監督作、2012年12月15日公開)のインスパイアソング「WONDER Volt」を歌いました。
目黒:僕のアイデアです。入社してすぐにあの映画の最初の絵柄を見たときに、なぜかカエラさんが思い浮かんだのです。
彼女をマネジメントしているソニー・ミュージックアーティスツの原田公一さんのところへ行って相談したところ、「いいね」ということになって、現場レベルでスケジュール調整などいろいろやりながら、映画を取り寄せてカエラさんにも見ていただいたり、、本格的になっていきました。
彼女には、ティム・バートンの映画のイメージが最初からなんとなくあって、すぐデモを持ってきてくれました。素晴らしかったですね。その後はレコード会社の壁も越えながら、ディズニー・ミュージックはエイベックスさんがライセンスパートナーなので、エイベックスさんとカエラさんの所属する日本コロムビアさんとで話をしてもらいました。
デジタル着うたはカエラさんにやっていただいた方がファンにとってはいいよねとか、そんな風に皆さんのご協力があって出来上がったので、新しい形のひとつのテンプレートになればいいなと思っているんですよ。
―カートゥーンネットワークのパフィーのアニメ「ハイ!ハイ!パフィー・アミユミ」も手掛けておられますね。
目黒:僕がニューヨークにいたソニー時代、パフィーがアメリカでラジオ出演した10分ぐらいの特集を、たまたまカーラジオでカートゥーンネットワークのプロデューサー、サム・レジスターが聴いていたんです。
それでソニー・ミュージックに電話をくれて、僕がいろいろ考えを聞くことになり、それからは一対一。昔、ジャクソン5のアニメがあったけど、あんなイメージだよねとか。僕はパフィーの音楽を世界に知ってもらいたいたかった。それまでの音楽業界の考え方でいくとラジオで曲を流すとか、ライブとか、その辺の発想しかなかったので、アニメは斬新でしたね。よく言うのですが、クリエイティブな仕事って目指すものが見えると、そこに突進するしかないんですよね。この一番のいい例です。
―世界的にもよく見られている番組で、あれはひとつの成功例ですよね。
chapter.3 木村カエラとパフィー
chapter.4 音楽は、人生のサントラ
REC.006 目黒 敦さん
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 ディレクター
日本&アジア・パシフィック ミュージック・グループ担当
キャラクター・ボイス・グループ
- REC.006 chapter 1-4 -
- chapter.1 Happiness with You
- chapter.2 音楽の使いとして
- chapter.3 木村カエラとパフィー
- chapter.4 音楽は、人生のサントラ