REC.006 chapter.1「Happiness with You」
season 1
REC.06 chapter.1
Happiness with You
目黒先生は、ディズニー・ジャパンに入社する前は、ソニー・ミュージックエンタテインメントに20年間勤務。クリエイティブ、制作、販促、海外渉外、契約を担当し、ニューヨークでの仕事が長く続いていた。邦楽アーティストの海外マーケティング、プロモーション、レコーディングのコーディネーションなどの仕事ぶりは日本ばかりではなくアメリカでも多くの友人たちから高い評価を得ていた。
ディズニー・ジャパンに移ったのは2年前で、ソニーの同僚たちからは「プーさん」と呼ばれ蜂蜜を手渡されて送り出されたそうだ。
―ディズニーに入社される前と後で、抱いていたイメージに変化はありましたか?
目黒敦氏(以下目黒と略):想像通りでした。キャラクターの考え方、DNAというものをちゃんと引き継いでいて、基本理念をすごく丁寧に、大切にしています。
―現在、ディズニーでは主にどんなお仕事をされているのですか?
目黒:「ディズニー・オン・クラシック(アニメや映画、テーマパークなどの曲を演目とした大人のためのコンサート)」がいちばん分かりやすいですかね。
これは日本にしかないライブ・エンタテインメントで、毎年内容も違うため、来年のテーマをどういうテーマにしようかというところからスタートしていきます。
―2013年は、どんなテーマですか?
目黒:「Happiness with You ~“笑顔”とともに」というのを何度もミーティングしながら決めました。2013年は東京ディズニーランドが30周年で、ハピネスイヤーということもあって「Happiness」だけでもいいのでしょうが、このコンサートは全国各地へ出向いて行くので、「Happiness with You ~“笑顔”とともに」にしました。
ディズニー・オン・クラシックのお客様は50%がリピーターです。2012年の10周年で、10年分のチケットの半券を持っている方は指揮者と演者に会えるという告知をしたんですよ。そんな方は皆無では?と思っていたのですが、3人が現れて、これは感激しましたね。1回目から指揮者を務めているブラッド・ケリーに会っていただきました。
―素晴しいお話ですね。
目黒:10年の証拠がなくても、6年前から来ていて今年が一番よかったとか、昨年のあの子(演者)はどうしたのとか、家族みたいな感じで見守ってくださるお客様もいます。それはディズニー・ブランドに対してだけでなく、音楽を作っている人や演者に対してもそうだし、前の仕事をしていたときもそうでしたけど、日本のファンはやさしいというか、「思ってくれるパワー」が凄いと思うんですよね。
chapter.1 Happiness with You
chapter.2 音楽の使いとして
REC.006 目黒 敦さん
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 ディレクター
日本&アジア・パシフィック ミュージック・グループ担当
キャラクター・ボイス・グループ
- REC.006 chapter 1-4 -
- chapter.1 Happiness with You
- chapter.2 音楽の使いとして
- chapter.3 木村カエラとパフィー
- chapter.4 音楽は、人生のサントラ