メディアビジネスの仕事
コンテンツやプログラムの基礎的なICTを学ぶメディア学部。その力はビジネスの世界でも貴重な戦力となっています。そしてまさに今、ビジネスの世界は「ネットメディア」を抜きにして語る事はできません。動画配信ビジネスから、ネット・マーケティングまで、活躍の場は広がります。
仕事種類
マーケティングリサーチャーウェブ・デザイナースタイリストDTPデザイナー編集者グラフィック・デザイナー
CMプロデューサープロダクト・デザイナーデータアナリスト など
企業や団体の依頼を受けて、ある特定の商品の需要や消費者のニーズ、販売実績や購入者層の分布といった、調査分析を行います。これから開発する製品やサービスが目指す顧客層の傾向を調べて、それによって新たなヒット商品を生み出す方策を見つけ出す仕事です。また製品開発だけでなく、ネットサービスなどの成功までの方針も考えます。
市場に対する幅広い知識が必要。パソコンを使った調査も多く、システムに精通する必要あり。リサーチ専門会社や広告会社での経験も役立つ。
モデル、タレント、俳優、歌手などが、広告やテレビ番組、コンサート、映画などに出演する際に、身につける衣装や小道具を調達し、コーディネートする。また、企業広報におけるスタイルやファッション面からのアドバイスが出来る人。CMや映像作品の撮影にかかせない人です。
磨かれたファッションセンスを持ち、流行に敏感であること。タレントがより魅力的に見えるようにするアイデアを持っていること。小道具や衣装をレンタルできるショップなどを幅広く知っていること。
本を作るのが編集者です。本や記事の企画から取材、執筆、スタッフの選定、進行管理、レイアウト、校正まで多くの仕事があります。作る本は主に書籍と雑誌の二種類であり、雑誌のジャンルにしても漫画雑誌、ゲーム雑誌、音楽雑誌、アニメ雑誌など、これからの書籍市場のニーズは、実に多種多様になります。
知識・教養や事務処理能力もさながら、体力、仕事への情熱、そして強い好奇心や行動力を持ち合わせることが大切です。
クライアントとなる企業の商品やサービスを宣伝するためのコマーシャル(CM)を作ります。CMの制作は「CM制作会社」が請け負いますが、CMプロデューサーはその中で中心的な役割を果たします。企画の立ち上げからクライアントへのプレゼンテーション、予算管理、撮影の進行。すべてを統括するプロデューサーはプレッシャーの大きな仕事ですが、CM完成のよろこびはなにものにも変えられません。
とにかく新しい映像のアイデア、広告のアイデアをとぎれなく出す事の出来る人。また仕事の進行に合わせて、スタッフ間の調整をすること。
企業の依頼に基づき、市場動向などに現れる統計や各種データの数字を読み解き、マーケティングや経営アドバイスを行う。
学歴や性格などは問わないが、データマイニング (膨大な量のデータと向き合い、経営やマーケティングに必要な傾向、動向の相関関係を解き明かす)を行う力が必要。専用のソフトウェアにも精通する必要あり。
企業などのクライアントからの依頼や、自社の事業計画にしたがってウェブサイト(ホームページ)を創る人がウェブ(Web)デザイナーです。現代において、ウェブサイトとは企業の顔であり、情報伝達のメインルートになります。そのサイトが企業の方針やコンセプトにあった、良いデザインであることは重要。
新しいことに積極的にチャレンジしていける人、自分の考えをわかりやすく他人に説明できる表現力がある人、デザインが打ち出せるアイデアを持ち、クライアントの要望に合わせてさまざまな提案が出来ること。
書籍、雑誌、ポスター、パンフレットなど、主に商用の印刷物や出版物をDTP(Desk Top Publishing)によって作り上げる業務を担当する仕 事です。かつては印刷会社の中で専門のデザイナーが行って来たような、雑誌編集や書籍のデザインも、個人がPCの上で出来るようになりました。これからはフリーランスでの仕事も増えます。
仕事につくには、コンピュータやアプリケーションの操作技術だけでなく、編集・レイアウトの知識などが要求されます。また、業界全体の決まりごとや現場での問題点などを理解することも大切です。
イラストレーターは本のさし絵やポスター、広告にパッケージなど、様々な媒体にのせるイラストを描きます。また、グラフィックデザイナーは原稿、写真、イラストなどを、パソコンを使ってセンスよく効果的に表現します。雑誌紙面や書籍の全体バランスを考えて、レイアウトを行います。
イラストやグラフィックの技術を磨きます。画像制作ソフトが使えると仕事の幅も広がります。グラフィックデザインにおける多様なアイデアと、美的センスが重要です。
文房具からトラックまで、現代の生活は実にさまざまな工業製品にかこまれています。こうした工業製品を企画デザインする仕事です。単純に美しく楽しいデザインをつくるだけでなく、使う人のニーズをよく考え、人間工学(人間の身体の機能を理解する)に基づいて、合理的な形態を実現することが大事です。
美しいデザインを生み出す、芸術的センスも重要ですが、企業が生み出す製品のコンセプト、機能を良く理解し、ユーザーと生産者両方の立場を考えた設計を行う能力。