IT関連の仕事
メディア学部では1・2年生の基礎演習から、IT技術の基礎をしっかりと身につけます。さらに専門演習や卒業研究を通じて、高度なプログラム技術やネットワーク通信技術、データベース作成、検索技術などの研究も行います。こうした学びを通じて [ IT関連の仕事 ] への道をつかみます。
仕事種類
システム・エンジニア(SE)ネットワーク・エンジニアハードウェア開発エンジニアデータベース・エンジニア
ウェブマスターモバイル通信エンジニアITコーディネータープロジェクトマネージャーカスタマーエンジニア など
あらゆるソフトウェアの開発現場では、ひとつのソフトウェアの与える影響力が非常に大きくなり、SEの責任はそれだけ大きなものになっています。またSEがカバーするソフトウェアの巾も広がり、PCやネットワークシステムだけでなく、地上デジタル放送から携帯端末まで、さまざまなものを扱うようになりました。
コンピュータ・ソフトウェアに対する関心と理解が人一倍強いことがまず基本です。まず、なによりも情報システムの全体像と基本をよく理解している事が前提。仕事の巾が広がり、あつかうプログラム言語もそれだけ多様化しています。つねに新しい技術を学ぶことが大事です。
コンピュータの本体や周辺機器、関連機器の新し い技術を開発します。PC本体やモバイル端末の設計はもちろんですが、モニターやプリンタなどの周辺機器もふくまれます。ハードウェアの開発の世界は、世界中の最新技術がせめぎあう競争の世界でもあります。常に最新の技術情報に通じていて、斬新なプランを描く必要があります。
この仕事では壮大なプランを描く力が重要です。次世代のコンピュータを設計したり、今までに無いハードウェアを考案し生み出したりといった、高度な専門知識が必要な仕事です。
現代ではあらゆる企業が、重要な情報をホームページ上で公開しています。広報、採用、販売などの情報はウェブによって伝えられ、ウェブサイトの持つ価値はどんどん上がっています。ウェブマスターは、このウェブサイト運用の責任者のことです。つねに、ウェブサイトの情報が最新のものであるように管理を行い、また運用に無理のないサイトデザインを作ることが重要です。
個人情報の漏洩などがないように気を配り、顧客からの問い合わせに答え、クレームに対応することなども大事な仕事です。他人からの要望に的確に答える、冷静で落ち着いた性格が役に立ちます。
一般のSEやプログラマー、開発者とは違い、ITコーディネーターは企業の経営者や団体の主催者の立場に立って、全体的なIT戦略やシステム構築の基本戦略を組み上げる仕事です。ITにおける投資は企業に取って重要な課題であり、もっとも適切な開発や運営について、正しいアドバイスをする仕事です。単純に利益目的ではなく、クライアントにとって真に役に立つ助言をするものです。
ITの技術的な知識だけでなく、企業経営や団体運営における実務経験が必要です。クライアントのニーズをクライアントの立場に立って理解する能力が重要です。
システムの開発や設計を行い、それを使ってもらっているお客様(カスタマー)に対して日常的なサービスを行う仕事です。コンピュータの上で動くシステムが、常に良好な状態で動くためには、とぎれない管理が必要です。ウィルスやサイバー攻撃にさらされ、使用環境も常に変化する中で、システムがつねに動作することをサポートします。
だいたいは顧客先で問題が起きた時に対応する仕事ですから、常にプレッシャーや心配ごとに囲まれる仕事でもあります。忍耐力と落ち着いた心が重要。顧客にとって役立つことに喜びを感じること。
現代はまさにネットワークの時代です。ネットワークの構築・運用において、中心的な役割を果たす仕事です。ネットワークの分析・設計・構築・導入から、運用・管理にいたるまで、幅広い守備範囲を持ちます。また、この分野では日進月歩の技術進化が続きます。常に新技術の動向に目を光らせて、新しい潮流を見いだす力も重要です。
緻密で論理的な思考力、情報処理能力、分析力、計数能力などが求められます。ネットワークの世界はとても複雑。それを扱う忍耐力も。
データベースにおけるシステムの設計・構築、運営管理に携わる仕事です。現代では、ネット上のサービスの背後には、つねに巨大なビッグデータを扱う、特殊技術が必要となっています。データベース・エンジニアは、現代にはなくてはならない仕事です。
コンピュータシステム、ウェブ全般、セキュリ ティなどIT・インターネット関連の専門分野に関 する深い理解だけでなく資料整理に関する知識な ども求められます。
これからのネット社会は、PC端末に代わってモバイル(移動体)端末がその主流となることも予想されています。携帯電話、スマートフォン、タッチパネル型端末などが、世代を超えた情報ツールとして普及していきます。モバイル通信エンジニアは、こうした移動型の機器の開発・設計や、そうした端末を通じたサービスの商品化企画などを担当します。
電気通信やコンピュータに関する知識が必要ですが、同時に新しいサービスを考え、人々の生活に役立つことを目指す「夢」を持つ事も大事です。
規模の大きくなった仕事全体を統括運営するリーダーの仕事です。ITの仕事は年々規模が拡大し、一方で納品にいたるスケジュールはタイトでプレッシャーの大きな仕事になってきています。予算とスケジュールの限られる中で成果を上げるための重要な仕事です。
クライアントの要望を理解し、円滑に仕事を進めるため、プロジェクトマネージャーは、上級プログラマーとしての腕だけでなく、人とのコミュニケーション能力もいります。