ゲームとアニメの仕事
メディア学部の就職の強みは、CG制作やプログラミングの能力を生かした、ゲーム業界への就職。そして今、時代はスマートフォンなどの携帯端末アプリや、ソーシャル系ゲームへ向かいます。また、ゲームクリエイターの能力は今後、教育や医療の世界にも活用されます。
仕事種類
ゲームプログラマーゲーム・グラフィッカーゲーム・シナリオライター ゲーム・サウンドクリエイター
キャラクター・デザイナー CGデザイナーCGアニメーターゲーム・デバッカーアニメ・プロデューサー など
ゲームデザイナーやプランナーが決めたゲームの仕様に従ってコンピュータ言語でプログラムを打ち込み、ゲームのシステムやキャラクターの動き、グラフィックや音楽といった要素を一つに組み立て、ゲームを実際に遊べる形にします。
プログラム知識・技術を修得しておく必要があります。他人の書いたプログラムなどにも興味を持ち、積極的に学ぶ姿勢が大切。現代では、ゲームプログラムは大規模なものとなり、沢山のメンバーとともに作業を進める協調性も。
RPG(ロール・プレイング・ゲーム)やアドヴェンチャー・ゲームなどは、そのストーリー性や舞台設定などが重要な要素となります。ゲーム・シナリオライターは、ゲーム全体の構成を決めて、それにそって物語の流れ、登場人物のセリフなどを考えて行きます。現代のゲーム制作では物語性の高さや設定の面白さが重要で、シナリオライターの力量が求められています。
この仕事ではたくさんの「物語」や「設定」を生み出すためのクリエイティビティーと、アイデアの引き出しの多さが勝負です。
ゲームで遊ぶこどもたちは、かっこいいロボット、かわいいキャラクターが大好き。こうしたキャラクターをデザインすることは、実はとても大変な仕事です。つねに新しいアイデアをつくりあげるために、動物や自然を観察して、造形的なセンスを磨いておかなければなりません。メカニックデザイナーはゲームやアニメに登場するロボットや飛行機、車など機械系のキャラクターをデザインする仕事です。
デッサン力はもちろん、豊な表情やポーズなど、監督の意に沿った「芝居」を全身でできるキャラクターを描ける力量が必要です。
アニメーション作品の中でも、CGによる作画は年々重要になってきています。CGアニメーターは、アニメの中で手描きでは表現できないような特殊なシーンを主に担当します。CGとはいえ、手描きの部分となじむように、色彩や動きを自然なものにするための能力は重要です。使用するCGのソフトウェアの使い方に精通するだけでなく、最終的に出来上がる映像のイメージを明確に持つこと。
コンピュータやCGの技法、理論に対する理解が必要なのはもしろんですが、映像としての作品のイメージを理解するために芸術的なセンスをみがいておくことも重要です。
アニメーション作品の企画から完成まで、リーダーとなって統括する仕事です。子供たちを中心とした視聴者に受け入れられる企画を考え、ディレクター、脚本家、アニメーターたちとともに最高の作品を作ることを目標にします。また作品の製作だけでなく、スポンサーを獲得して予算を調達し、広告宣伝を行って作品を経済的に成功させるのも大事な仕事です。
アニメ作品に対する知識と愛情が必要なのはもちろんですが、テレビ・映画業界のビジネスの仕組みを良く知って、作品をヒットさせるためのテクニックも重要です。
きれいなCGを描くだけではなく、ゲームのコンセプトや世界観に最もマッチしたCGを制作する仕事です。イマジネーション豊かに、さまざまな場面を想像する力と、ある程度の美術的な素養が必要です。そのためには、つねに新しい映像表現に興味を持ち、すぐれた絵画やイラスト作品を見てアイデアを蓄積しておきましょう。
ドット絵などの2DCGと、ポリゴンを用いて3次元の仮想世界を構成する3DCGがあり、ゲームに応じて両方ともこなせる必要があります。
場面の雰囲気を表したBGMや、何が起きたかわかる効果音など、ゲームの音源全般を制作し、プレイヤーのゲームへの没入度を高めます。ゲームサウンド・クリエイターは、たくさんの「音のイメージ」を持ち、そのつど必要とされるサウンド・イメージを、的確に作りだす仕事です。これまでになかった、新奇性のある「音」をつくる意欲も重要ですね。
音楽関連のスキル、作曲の能力だけでなく、PC関連の知識や技術が必要です。さまざまな情景に対応した、効果音や音楽をつくるため、たくさんの映像作品を見て、頭の中をイメージ豊かにして置く必要があります。
コンピューターで画像を描く仕事です。華やかで 表現力の高いCGは、いまやビジュアルデザインに 欠かせない存在です。また、CGでアニメーションを描くCGアニメーターも、アニメ業界の中で重要な役割を占めるようになってます。
CGやデザインの技術を学びます。イメージする概念を形にするため、発想力や表現力があることが大切です。ものを作ることが好きで、探究心があり、細かい作業を嫌がらない忍耐力がある人が向きます。
完成・発売前のゲームをテスト的にプレイして、プログラムのエラーや誤動作がないかどうかを調べます。一見、ただ遊んでいるように見える仕事かもしれませんが、ゲームソフトがどのように動いているのか、基本的な知識が必要です。プログラムに対する詳しい知識があるほど、デバッグの効率性や正確性が増します。
バグを発見するだけでなく、ゲームの進行や設定についても改善のための意見を言えることが大事。