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REC.003 chapter.6「僕らに理解できない話を求めている」

2012年10月16日開催

season 1

REC.003 chapter.6
僕らに理解できない話を求めている

―御社ではどんな人材を求めていますか?

杉本:最近、割と多くの若い人たちがテンプレートに押し込められたように、考え方がパターン化しているように思えます。ですので、考える人、考えることのできる人です。

―テンプレートは、雛型とか定型書式と言った意味がありますが、つまり独創的な発想をする人材を求めているわけですか?

杉本:狙いすぎではなく、僕らに理解できない話をできる人です。ですから、僕らにとっては、「凄いね」って言うのは誉め言葉ではなく、「何を言っているの?」の方が、必要としている人材に対して正しい反応じゃないかな。そもそも新しい発想は、前例がないわけですから、話したとき、すぐに理解されるはずがないわけですよ。

―今日の学生はいかがでしたか?

杉本:一定の学生たちは相槌を打ちながらメモを取り、また、かなり熱心な方がいました。そういう方々が授業というコンテンツづくりに参加し、今日の授業は、僕としてもコンテンツになったな、と思っています。

―ありがとうございました。

(次回は怒髪天のVOCALの増子直純さんです。)


chapter.6 僕らに理解できない話を求めている

杉本誠司さん

REC.003 杉本 誠司さん
株式会社ニワンゴ 代表取締役社長
株式会社ドワンゴコーポレート本部 広報室長
ニコニコ事業本部アライアンス 事業部長 兼 コンテンツ企画政策部長

山本たかおさん
杉本 誠司さん
株式会社ニワンゴ 代表取締役社長
株式会社ドワンゴコーポレート本部 広報室長
ニコニコ事業本部アライアンス 事業部長 兼 コンテンツ企画政策部長
代表取締役社長 1967年(昭和42年)3月31日、東京都生まれ。’89年(平成元年)桜美林大学経済学部卒業。気象情報会社のウェザーニューズに入社。約8年間の勤務後、30歳のときに退社し、出版社、台湾のネットワークゲーム会社の日本法人を経て、’03年(平成14年)株式会社ドワンゴに入社。モバイル向けのビジネスツールや電子書籍サイトなどの新規事業を担当し、メールポータル「ニワンゴ」の立ち上げに携わる。’07年、株式会社ニワンゴ代表取締役社長に就任。株式会社ドワンゴ コーポレート本部広報室長、ニコニコ事業本部アライアンス事業部部長兼コンテンツ企画制作部部長、株式会社スカイスクレイパー取締役。(現任)