コーオプ教育体験レポート

コニカミノルタ株式会社様

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コーオプ教育体験レポート(コニカミノルタ株式会社様)

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2018年6月~7月にかけての約2か月間、東京都八王子市のコニカミノルタ株式会社 開発統括本部 要素技術開発センターにて、工学部応用化学科の学生2名が、同社の技術開発に関わる業務を経験しました。

コーオプ実習 実施企業インタビュー

コニカミノルタ株式会社 コーオプ実習ご担当者

学生を受け入れる企業として、コーオプ実習に何を期待しましたか?

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コーオプ実習は、学生が貴重な経験を積めるだけでなく、我々企業側も学生の力を借りて有用な実験データを蓄積することを期待できます。また、大学の先生と直接会う機会も生まれますので、教育の現場との距離感を縮められることも企業にとってメリットになると感じています。

学生はどんな仕事を経験したのですか?

新しい技術や製品開発の基盤となる様々な化合物の性質の測定や、そこから得られたデータの解析に関わる仕事を担当してもらいました。

作業ではどんなことに気をつけるよう指導しましたか?

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組織における安全・円滑な業務遂行を支える報告・連絡・相談、いわゆる「ホウ・レン・ソウ」をしっかり行うように指導しました。

学生にはどんなことを身につけてほしいですか

研究開発を行っている部署ならではの作業、すなわち、ある仮説を立てたうえで、正しい答えを導き出すために様々な考え方で検証を重ねるプロセスを経験して、研究開発に必要な姿勢や基本的ノウハウを身につけてほしいと思います。

現場だからこそ経験できることは何でしょう?

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我々の仕事では、他部署との連携や協力が不可欠であり、学生の皆さんにも専門の異なるスタッフとディスカッションや交流を行う機会を設けています。働きながら視野を広げ、幅広い知識を吸収できるはずです。

学生にどんな変化や成長が見られましたか?

最初のうちは慣れない環境に戸惑う様子も見られましたが、徐々に「こうしますか」「これで良いですか」など、社員に対して積極的に発言するようになりました。このように仕事に向き合う姿勢に、主体性が見られるようになったことを頼もしく感じています。

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コーオプ実習 体験学生インタビュー

石田 匠 画像

石田 匠
工学部 応用化学科3年
(取材時)

片桐 理音 画像

片桐 理音
工学部 応用化学科3年
(取材時)

石田 匠 画像

石田 匠
工学部 応用化学科3年
(取材時)

片桐 理音 画像

片桐 理音
工学部 応用化学科3年
(取材時)

実習先が決まったときの感想は?

石田:将来は企業の研究開発職に就くのが夢なので、今回の実習先は希望通りであり、体験前からとても楽しみでした。

片桐:コニカミノルタという会社には光学や機械のイメージを持っていたので、応用化学科で学んだ知識が通用するのか不安でしたが、実際任されたのは化学系の仕事だったので安心しました。

どんな仕事を体験しましたか?

石田:物質について調べるだけでなく、測定データを解析して、なぜこの結果が得られたのか考察したり、次の実験計画を社員の方と一緒に考える作業も経験しました。

片桐:主に担当したのは、高速液体クロマトグラフィという分析装置を使って、化学物質の性質を調べる仕事です。大学で学んだ実験の知識やスキルが生かせました。

どんな収穫や発見がありましたか?

石田:実際に開発業務に携わることで、現場での応用力や生きた知識を学べました。また、PCを利用する計算科学のスキルも鍛えられましたが、これは、これから大学で取り組む研究活動に役立つと思います。

片桐:大学の授業で学んだ「物理化学」に関する知識の必要性を肌で実感できたのは、大きな収穫です。また、企業の第一線では、常に効率を考えながら作業を行うことが大切であることも理解できました。

実習にあたり特に注意したことは?

石田:コーオプ実習前の準備授業でも学びましたが、出社時や退社時の挨拶などの基本的マナーを守ることを心がけました。今も続けている武道で身についた礼儀が、仕事場でも役に立ったと思います。

片桐:薬品を扱う際にはゴム手袋やゴーグルを必ず着用するなど、安全面には特に注意を払いました。

反省点や苦労したことは?

石田:扱いに慣れていない表計算ソフトを使って、データ解析の作業を行うのに苦労しました。社員の方たちは皆とても親切に仕事を教えてくださるので、これまで大きな失敗なく乗り切れています。

片桐:PCで計算を行っているときに、入力ミスでエラーが出たにも関わらず作業を続けて、時間を浪費してしまったのが一番の反省点です。報告・連絡・相談の大切さを痛感しました。

この経験は、将来どのように役立つと思いますか。

石田:社員の方たちと実践的なビジネスメールのやりとりを行ったことは貴重な経験です。また、一流の設備がずらりと並ぶ研究の最前線を知ったことで、研究職をめざすモチベーションがさらに高まりました。

片桐:今までアルバイトをしたこともなかったので、社会人の方たちと一緒に働いた今回の経験は大きな財産です。自分はあまりコミュニケーションが得意な方ではないのですが、周囲に積極的に関わろうと努力した経験は、きっと将来のプラスになると思います。

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コーオプ実習 実施企業
コニカミノルタ株式会社 開発統括本部 要素技術開発センター

コニカミノルタ株式会社 開発統括本部 要素技術開発センター 外観画像

コニカミノルタ株式会社は、1873年の創業以来、多彩な先端技術を駆使して、情報機器や産業用光学システム、医療用画像診断システムなど、幅広い分野で高品質な製品とサービスを提供しています。今回のコーオプ実習は、本学の地元である東京都八王子市内にある、イノベーションテーマの創出と基盤技術開発を推進する「要素技術開発センター」を舞台に実施されました。