基礎教育科目・専門基礎科目・専門科目
基礎教育科目・専門基礎科目
基礎教育科目は、看護学を学ぶ上で、幅広い知識を身に着けることが重要です。看護学の土台となる科目でリベラルアーツ(教養科目)と呼ばれています。専門基礎科目は2つの分野で構成されており、看護の対象となる人々の環境や保健・医療・福祉についての科目分野と、看護を展開する上での基盤となる人体のメカニズムや疾病・傷害についての科目分野があります。看護を行うための基盤となる人体の構造や機能を理解するとともに、主な疾病の症状や発症の仕組み、検査と治療法に関する基礎知識をしっかりと学びます。
主な基礎教育科目・専門基礎科目
フレッシャーズゼミ
通年を通して1クラス20名程度の少数制で、大学での学び方を理解し、他学科を交えたグループワークを通してコミュニケーション力や多職種連携に必要な力を養います。
人体機能構造学演習
臨床判断能力向上に繋がるように、解剖見学実習および演習を通じて、人体構造学の学修内容を中心に系統的に学びます。
医療科学の基礎
看護師として、専門基礎科目を理解するために必要な自然科学の基礎知識と実験手技を学びます。
専門科目
専門科目は5つの分野から構成されています。
1)看護とは何かを考えるための科目群と基本的な援助技術や看護倫理についてを学修します。
2)看護の方法についての分野で、人間の成長発達など、対象の特性に応じて援助を実践するための知識・技術を学修します。
3)看護の実践としての分野で、臨地実習の場にて他の職種と連携しながら患者さんと関わり、実践で得られた体験を整理・体系化して学修を深めます。
4)看護の統合分野で、学んできた知識や技術、価値観を統合し、現実の看護にそれらを適用する臨地実習を経験します。
5)看護の発展を目指す分野で、国際的視野やより深い専門性を追求できる科目で、卒業後の看護をさらに高めるための科目を学びます。
いずれも、本学ならでの多様な看護や魅力的な科目が用意されています。
主な専門科目
看護入門講座
看護学生が備えるべき学修姿勢と看護の多様性を様々なテーマから学ぶと共に、キャリアデザインを考える機会とし将来像の構築につなげます。
ヘルスアセスメント
的確な看護判断と適切な看護実践の提供のための科学的根拠を提供する症状・生体機能管理技術の1つであるヘルスアセスメントの概念を理解するとともに、その知識・技術・態度を学びます。
看護倫理学
看護実践と臨床判断能力の強化をめざし、看護倫理の基礎的概念と看護師の倫理規定等を学修するとともに、最近の医療における倫理的問題を取り上げ、看護の在り方を考えます。
医療・看護情報学
医療分野の情報処理技術と医療情報システムなど、看護職に必要なICTスキルを学ぶだけでなく健康医療情報を扱う力であるヘルスリテラシーについての理解を深めます。
産業看護学
労働者の身体的・精神的および社会的健康の維持増進を目的とした産業看護について学修します。
看護総合セミナー
4年間の看護学の学びの総仕上げとして、各看護学領域で履修した知識・技術を定着させるとともに、将来の看護専門職としてのキャリア形成を考える機会とします。
看護管理学
医療・看護の質の向上・効率化を目指した多職種協働によるケアシステムの構築および提供方法、メンバーシップ、リーダーシップ、臨床実践能力を構築するための理論や方法を学びます。
災害看護学
災害から人々の生命、健康、生活を守るために必要な看護支援と看護の役割を学ぶだけでなく災害看護支援者として看護実践を行える基礎的能力を養います。
看護研究・卒業研究
看護研究の意義・プロセスについて理解し、研究の過程を実践します。これらの一連の過程を通して、研究活動継続の基盤となる論理的思考と科学的思考、研究に対する基礎的態度を修得します。