1東京工科大学を選んだ理由は?
父が部品や機械の基盤を作る工場を営んでいて、子供の頃からお手伝いで工場に行くことがよくありました。その影響もあってか、物心ついたときから電気機器への興味がありました。
また、高校生の頃から環境問題にも興味があり、SDGsの問題に触れる機会も多く、そういったことにも力を入れている学校で学びたいと考えていました。そんな中で東京工科大学のパンフレットにサステイナブルについて多くの記述があるのを見て、「人や環境、社会を助けたい」という自分の思いにマッチしていると感じました。
そして実は、父が東京工科大学の系列校の出身のため、入学金が免除(※)になる制度を利用できることも大学を志望する大きな理由になりました。
※卒業生のご子息等、入学金免除制度
東京工科大学をはじめ、日本工学院専門学校など学校法人片柳学園の卒業生が東京工科大学の学部に入学される場合、入学金が免除(一律25万円)となる制度。
2大学ではどんな風に学んでいますか?
最初は難しく感じる授業もありましたが、どれも基礎から学ぶことができたので、しっかり予習復習に取り組むことで授業についていくことができました。またTA(※)さんのサポートがあり、わからないことがあれば聞けば答えてもらえたのもとてもありがたかったです。
※TA(Teaching Assistant):大学院生がさまざまな授業に参加し、授業補助を行う制度。
印象に残っている授業は、1年生の後期の「電気数学」です。まだ電気についての具体的な知識がない時期に、高校で学んだ数学や大学で学ぶ数学がどのように電気とつながるかという関係性を学んだことで、さらに電気電子への関心が深まりました。
2年生からは、「サステイナブル工学基礎」や「サステイナブル工学実習」など、実際に学問としての「サステナブル」を学ぶことができるのも、とても楽しいです。
3年生では、授業の一環として長期間(約2ヶ月)にわたって企業で働く「コーオプ実習」という東京工科大学ならではのカリキュラムがあります。私はこれから始まりますが、「コーオプ実習」に備えて、1年から様々な事前学習の授業があり、しっかり準備することができたと思います。
3将来の夢・目標は?
福祉用品の企画や開発をする会社で働きたいと思っています。子どもの頃から障がいを持つ方と関わる機会が多く、今も福祉のボランティア活動に参加していて、車椅子や義足などを作りたいという夢があります。その夢に向けて、脳波を分析して高齢者や認知症の方の感情の動きを読み取る機器や、手話を使うロボットなどの研究をしたいと思っています。
プロフィール
山﨑 香奈
淑徳与野高校出身(埼玉県)、工学部電気電子工学科に所属する3年生。趣味はお笑い鑑賞。最近はYouTubeで楽しむだけではなく、ライブにも通うように。普段は塾講師のバイトをしていて、小中学生には全教科、高校生には英語と数学を教えている。