1東京工科大学を選んだ理由は?
小さい頃からものづくりをするのが好きでした。音楽もイラストもゲームも、誰かが作ったものに触れるのも自分が作るのも好きで、中学の頃からは本格的なお菓子作りも始めました。同時に、授業では数学がとにかく好きで、休み時間にも数学の問題を解いたりしていました。
そんな自分に向いていることってなんだろうと考えているとき、塾で働いている知人に「プログラミングとか好きそうじゃない?」と言われ、「なるほどそういう道もあるのか!」と気づきました。そこで、思い切って、高校の先生に直接お願いして、放課後にプログラミングを少しだけ教えてもらうことにしました。それが自分に合っていたようで楽しくて、大学ではプログラミングが学べるところへ行き、さらに知識と技術を深めたいと思うようになりました。
進学に当たり、いくつか大学を調べる中で、東京工科大学のコンピューターサイエンス学部では、早くから実際に手を動かしてプログラミング学ぶことができること、また、PythonやJava、C言語など、複数のプログラミング言語が学べるところに魅力を感じ、志望しました。
2大学ではどんな風に学んでいますか?
入学してすぐは、数Ⅲなど難しく感じる授業もありましたが、わからないことは友達と協力して解決するようにしていました。おかげで男女境目なくみんな仲良くなり、楽しく学生生活を送っています。
東京工科大学を志望したときに考えていた通り、一年生の時からプログラミングの実践も始められたことは本当に良かったです。講義と実践の両方を同時に行うことで、徐々に理解が深まっていくのを感じました。
特に印象に残っているのは、2年生で受講した「プロジェクト演習」という授業です。Slack(※)というアプリのチャットボットを作ったり、複数の言語を組み合わせて実際にウェブページを構築したりしました。チャットボットでは、「天気」と送ると天気予報の情報を返してくれるボットを作ったのですが、実際にこんなところまで自動でできるのかという気づきがあったり、とてもおもしろい授業でした。
また、今は授業の枠を超えてチャレンジングな取り組みを行う「戦略的教育プログラム」に参加しています。コンピュータサイエンス学部では、7つのテーマ“道場”がありますが、その中で私は、「ネットワーク道場」に所属しています。Kubernetesというオープンソースソフトウェアを使いながらサーバの負荷分散について学び、オリジナルの自動スケジューリングプログラムを作る活動を行っています。仲間と協力し、より動的で効率の良いスケジューリングを行うことを目標に開発しています。戦略的教育プログラムはやる気がある人が集まるので、学びのサークルのような感じで、とても楽しく充実した毎日を送っています。
※Slack(スラック)とは
チーム内のコミュニケーションと作業を集約できるアプリ。To-Doリストを使ったり、他の必要なツールや情報を全て Slack に連携させて、チームメイトとリアルタイムに会話しながら進めれば、プロジェクト進行が可能。
3将来の夢・目標は?
今は、ユーザーが使うウェブページを安定して稼働させるようなサーバサイド系エンジニアの仕事に魅力を感じています。また、ステイホームの時期に「時間がなくてできなかった趣味」をしっかり楽しむことができ、好きなこともちゃんとできることが大事だと改めて感じました。そのため、仕事でしっかり自立して、休みの日は好きなことをちゃんと楽しむ、メリハリのある生活がしたいと思っています。
プロフィール
児玉 光美
県立神奈川総合産業高校出身(神奈川県)、コンピュータサイエンス学部に所属する3年生。趣味はお菓子作りで、ショートケーキやマカロン、リーフパイなど、本格的なものを作る。お菓子作りは、分量はもちろん、湿度や温度まで影響してくる科学的なところが好き。キャンパスのお気に入りスポットは、IKEAプロデュースでリニューアルされ、とても快適な図書館ラウンジ。一人で集中したい時や、グループでの作業をするときにも活用している。