1東京工科大学を選んだ理由は?
中学生の頃から、ニキビなどの肌荒れに悩まされていました。でも、高校生の時に友人に勧められて、初めて化粧水や乳液といった基礎化粧品を使ってみると、肌がすごくきれいになって驚きました。ずっと気にしていた悩みがなくなったことがほんとうにうれしかったです。それから、どういった成分が含まれているのかということに興味を持ち、あらゆる基礎化粧品の成分を調べるようになりました。そうすると、自分に合っている成分などがわかるようになり、楽しくなっていきました。
進路を考えている時、父に化粧品にも興味があることを相談すると、父の出身校である日本工学院専門学校と同じ学校法人の東京工科大学もいいんじゃないか、と勧めてくれました。調べてみると、実際に化粧品を作ったりする実習もあり、自分が興味を持っていることが学べると思い、第一志望になりました。入学に当たっては、父が系列校の卒業生のため、入学金が免除(※)になることもありがたかったです。
※卒業生のご子息等、入学金免除制度
東京工科大学をはじめ、日本工学院専門学校など学校法人片柳学園の卒業生が東京工科大学の学部に入学される場合、入学金が免除(一律25万円)となる制度。
2大学ではどんな風に学んでいますか?
学ぶことが多く最初は授業についていくのも大変でした。でも、授業後に先生に質問をしに行ったり、もっと理解を深めるために「学修支援センター」に聞きにいったりと、一所懸命がんばりました。先生以外にも質問できる人がいるのはとてもありがたかったです。自分の興味があることについて学べるのはやっぱりとても楽しいです。
2年生の授業では、「化粧品科学」が印象に残っています。化粧品に含まれている保湿剤などの成分についてはもちろん、広告デザインやパッケージに使える言葉や法律などについても学べるので、とても楽しかったです。3年生の「化粧品実験」では、実際に界面活性剤を使った乳液を作る実験などに取り組みました。とても繊細な作業が必要だったりと、質の高い化粧品を作るためにどれだけの努力があるのかということがよくわかり、ますます化粧品への関心が深まりました。
3将来の夢・目標は?
研究室の早期配属制度を利用し、前田憲寿先生の「美科学研究室」で美白やシミにアプローチしながら、健やかな肌を作る方法について学んでいます。香りによる肌への影響や、ゴールデンタイムを使った時間美容についての研究もこれからやってみたいと思っています。
卒業後は、化粧品の商品企画の仕事に就きたいです。例えば香水が練り込まれた口紅など、技術と技術のかけあわせがおもしろい商品があります。そういったものを自分でも作ってみたいと思っています。
プロフィール
黒田 美桜
県立秦野高校出身(神奈川県)、応用生物学部に所属する 3年生。毎週金曜日には、バトミントンサークルで仲間たちと汗を流す。今年はタイへ旅行したり、友人とドライブしたり、充実したキャンパスライフを送っている。群馬を車で旅行中に立ち寄った草津温泉が特にお気に入り。