片柳研究所 東京工科大学

研究センター

酵素振動反応を用いる振動デバイス(佐々木研究室)

関連イメージ 酵素と基質をゆっくり混合することで生成物濃度が規則正しく増減する現象が知られています。この現象は酵素振動反応と呼ばれ、理論的にも実験的にも研究が進められています。
私たちはこの現象を基質の新規定量法や新規発振デバイスへと応用する研究を進めています。振動現象が起こる反応セルの構造は極めて単純であるため、原理的には様々な大きさのものが作れるはずですし、生体内反応を利用しているために環境にほとんど負荷を与えないデバイスとなる可能性を秘めています。
現在振動の周期を短くする工夫を行っています。また、肉眼で容易に振動が確認できるよう、色等の変化が確認できるような系を探索しています。

2006/03/16

研究関連写真
酵素振動反応セルと光ファイバー型酸素プローブ
酵素振動反応セルと光ファイバー型酸素プローブ
カタラーゼ・過酸化水素系で得られる振動波形。時間の経過とともに酸素濃度が規則的に増減を繰り返している。
カタラーゼ・過酸化水素系で得られる振動波形。時間の経過とともに酸素濃度が規則的に増減を繰り返している。
  バイオニクス学部
佐々木研究室
発足4年目を迎える若い研究室です。生命現象のなかで、人類がこれまで気付かなかったものを探して行こうと思います。
連絡先:sasaki@bs.teu.ac.jp(佐々木助教授)
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