片柳研究所 東京工科大学

研究センター

電気化学的手法による植物の環境応答評価(佐々木研究室)

関連イメージ 塩害や砂漠化などの環境変化により、農作物の安定供給が危ぶまれています。ある環境化にある植物がどのようなストレスを環境から受けているかを現場で評価するためには、操作が簡単で安価な装置による生理現象の評価法が必要とされるでしょう。
私たちは現在、植物に取り付けた電極から得られるデータをもとに、植物の生理状態を評価することを試みています。具体的には、耐塩性を持つマングローブ植物が海水中でどのように体内塩濃度を調節しているかなどを、実際フィールドで評価しています。
このような研究は、植物の電気・電子的物性を調べることで、植物が発するシグナルをとらえる道を開き、ひいては異生物とのコミュニケーションへとつながる大きな夢の実現につながるのではと期待しています。

2006/03/16

研究関連写真
石垣島のヤエヤマヒルギ(耐塩性が非常に高いマングローブ植物)
石垣島のヤエヤマヒルギ(耐塩性が非常に高いマングローブ植物)
マングローブ植物に電極を取り付けて耐塩機能を評価しているところ
マングローブ植物に電極を取り付けて耐塩機能を評価しているところ
  バイオニクス学部
佐々木研究室
発足4年目を迎える若い研究室です。生命現象のなかで、人類がこれまで気付かなかったものを探して行こうと思います。
連絡先:sasaki@bs.teu.ac.jp(佐々木助教授)
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