医療保健学部の地域連携活動
医療保健学部は創設以来、東京都大田区をはじめとする地域との連携による教育・研究活動に力を入れています。本学部内に設置されている看護学科で構成する「産業保健実践研究センター」を拠点に、地元企業に産業保健サービスを提供しています。理学療法学科では大田区と共同で、区内の高齢者に運動療法を指導する「大田区健康効果大学」を運営。作業療法学科をはじめそれぞれの学科が、地域への教員の出張講座や市民の健康に関する調査など、幅広い地域貢献活動を展開し、「健康」という視点から本学部の地域に密着した活動は多岐に渡ります。
事例紹介
■大田区保健所健康政策課、健康づくり課等との共同事業や調査研究活動
医療保健学部の産業保健実践研究センターでは、大田区内にある労働者数10人未満の小規模事業場における産業保健の実態調査を行いました。745事業場を対象に、センター研究員と看護学科学生、大田区保健所の保健師が共同でインタビューを実施。調査結果は高く評価され、海外で開催された国際会議にて成果発表も行いました。
■大田区自殺対策推進会議 参画
大田区の自殺対策キャンペーンに参加し、看護学科学生がJR蒲田駅前で自殺防止の啓蒙リーフレットを配布したほか、医療保健学部とデザイン学部の学生が、区の保健師による「こころの健康」についての出張講義を受講。さらに、東京都開催の「こころといのちの講演会」にて、看護学科学生が「若者の自殺予防とSNS」をテーマとするシンポジウムを実施し、国内外から高い評価を得ました。
その他産業保健実践研究センターの事例
・大田地域産業保健センター 定期保健相談、出張講義
・大田区労働基準監督署主催の研修会講師
・川崎市商工会議所主催の研修会講師
・産業保健師定期現任教育