メディア学部　研究紹介

CGの最新技術を使ったVFX映像の作り方を紹介します。（菊池）

映画やゲームの中でよく目にするCGによる特殊効果（VFX）映像は、現在のエンターテインメント分野では欠かすことのできない映像技術のひとつになっており、演出上も重要な役割を果たすようになっています。このようなVFX映像はどのようにして作られるのか？なぜあれほどのリアルな映像が作り出せるのか？その最新技術に関する理論や、高校数学・物理との関連性について、CGアニメーションの基本的な原理からスタートしてわかりやすく実演を交えながら紹介します。あなたもその魅力に絶対に圧倒されるはずです！

メディア学部　研究紹介

数値として生成・保存されているデータの可視化技術を紹介します。（竹島）

メディア学部では、数値データの視覚的解析を可能にする「可視化」の研究を行っています。世の中にはさまざまな情報が数値データとして生成、保存されています。これらのデータは、一般的に大規模であり、その中から意味のある情報だけを取り出すことは大変難しい問題です。そこで、数値データをコンピュータ上で画像に変換することにより、直感的なデータの解析を実現することが「可視化」の役割になります。
今回のオープンキャンパスでは、実例を交えて、可視化の紹介を行います。世の中でどのように可視化が使われ、役立っているのかを感じてください。

メディア学部　研究紹介

東京ゲームショウ出展予定の最先端のゲーム制作と開発技術研究を紹介！（ほか３テーマ）（三上・安原・兼松）

メディア学部は、日本で初めて「本格的なゲーム開発の総合教育」に取り組んだ学部です。オープンキャンパスでは、Project Based Learning（PBL）で進めている東京ゲームショウに出展予定のゲームを展示します。これらのゲームは学生が企画から考えた独自のゲームで、ジャイロセンサーを使った操作を用いたゲームや、現在注目のVirtual Reality（VR）を用いたゲームなど独自性のあるゲームがあります。産学連携のイベントを通じて多くのゲームを開発しています。当日は、これらのゲームの試遊と開発した学生の秘話を聞くことができます。

メディア学部　研究紹介

プロダクトデザインの提案とその過程をポスターで紹介します。（萩原）

メディア学部の卒業研究「プロダクトデザイン」は、スキル重視のデザインではなく、製品を取り巻く環境を俯瞰した高次のデザインを目指しています。卒業研究は前期と後期の通年で実施されます。前期にはデザイン上の問題やニーズを把握するために調査・分析・考察を行い、その結果を反映したコンセプトを立案し、アイデアスケッチでの案探索を開始します。後期ではアイデアスケッチを集約し、3DCGシステムでのモデリングを行い、3Dプリンタでの確認や提案物の使用シーンを表現したデザインプロセス全体をポスターで表現します。そして、最後は通年の研究過程を卒業論文としてまとめます。今回は学生が制作した卒研ポスターを紹介しながらプロダクトデザインについて皆さんと意見交換したいと思います。

メディア学部　研究紹介

ドローン＋360°動画によるバーチャルキャンパスツアーをお楽しみください。（ほか３テーマ）（菊池）

360度動画は上下左右の全⽅位を撮影・合成することで、360度全周から対象物を⾒ることができる動画で、VRや映像表現などの分野で活⽤が進んでいます。メディア学部菊池司研究室では、エンターテインメントや広告業界などにおける新しい映像表現⼿法として研究を⾏っています。今回のオープンキャンパスでは、8Kで360度動画が撮影可能な特殊カメラと、ドローンを使って⼋王⼦キャンパス内の撮影を⾏い、キャンパスを空中遊泳するような感覚でスケール感を体感できるコンテンツに仕上げました。ヘッドマウントディスプレイで誰でも手軽に鑑賞が可能ですので、是非体験に来てください。

メディア学部　研究紹介

CGアニメーションにおけるキャラクター制作の研究を紹介します。（ほか２テーマ）（近藤）

アニメーションにおけるキャラクターは、絵を描くという行為において、よくイラストと混同されます。しかし、キャラクターはある世界観の中に生きる存在であり、そのビジュアルの背景には設定やストーリーが存在します。既存キャラクター分析・評価を通じて、キャラクターの構造を理解するとともに、実際にキャラクターを制作するためのさまざまな研究を紹介します。このほか、コンテンツ制作技術の研究や学生が制作したCGアニメーションの紹介をします。

メディア学部　研究紹介

コンピュータによる折り紙の設計システムを紹介します。（鶴田）

コンピュータ上で設計した形を現実の物体として作り出すこと、そのためのデバイスや環境を指すデジタルファブリケーションという言葉が普及してきました。メディア学部にも3Dプリンタや工作機械を使用できる設備があります。
この研究紹介では、紙を用いたファブリケーション、特に「折り紙」についての研究を紹介します。紙は安価で身近な素材であり、誰でも使えるという利点があります。
折り紙で作られる形をコンピュータ上で設計するためには、折りに関する数学を活用して、形を正確にモデリングする必要があります。実際に折り紙を折って、紙を折る操作と数学の関係に触れてみましょう！

メディア学部　研究紹介

漫才とコントはどう演じ分けられているのか、サンドウィッチマンの映像を分析します。（ほか３テーマ）（榎本）

メディア学部　研究紹介

人工知能実験室」ではAI技術の一端を体験いただけます。（ほか１テーマ）（藤澤）

近年、人工知能を用いた新しい技術やサービスが次々と出てきています。 一昔前では人工知能というと、利用するには非常に専門的な知識が必要で難解なものでしたが昨今出てきている人工知能は様々なことが容易にできるようになってきています。
「AIがなんでも自動的にしてくれる」という状態にはまだまだ遠いものの、人工知能をメディアコンテンツに活用する事例が多く出てきています。これらには容易に利用できるものも多くあり、人工知能技術を実際に触れてみることで人工知能の可能性を探ります。
この実験室では、新しく出てきている人工知能技術をまずは体験することを目的としており、その体験を通して、今後、どのようにメディアコンテンツへ適用可能かを考えていきます。

メディア学部　研究紹介

話題のUX（ユーザー体験）設計を題材にした演習の成果を紹介します。（寺澤）

21世紀の情報社会では、「こと（知識）創り」を重視する教育への転換が求められています。「こと創り」は、より良い「もの造り」をイノベートするための基盤となります。例えば、Apple社の一連の商品やサービスに代表されるように、単なる機能性の競争を越えて、わくわくするような感動なども併せて提供し、個々の利用者の体験価値の優劣を競う時代になってきました。本演習は、体験価値が価値の源泉となる時代における考え方、方法論、ツールを具体的な実践課題を通じて身につけることを目的としています。演習の教材や題材は、実際の社会の活きた素材やツール（MESHタグとアプリなど）を活用しています。

メディア学部　研究紹介

人間や社会の予測と計画についてゲームなどを通して体験してください。（小林）

私たち卒業研究「人間社会環境モダレーション」では、人間や社会の予測とプランについて学び、具体的な分析・提案・制作をおこなっています。幅広いさまざまなテーマを扱っていますが、今回は、次のような展示をしています。１．予測して決定するというゲームを通じて感覚と論理の違いを体験してください。２．古代からの予測にかかわる哲学科学の歴史を知ってください。占いもあります。３．現代の事業計画の方法を利用して世の中の役に立つアイデアを一緒に考えてください。４．人間や社会についての知識をもとにアニメーションの研究と制作をおこなっている学生と話をしてください。

メディア学部　研究紹介

ICTの活用により“進化＋深化”するeラーニングの世界をご紹介します。（松永）

この催しでは、ICT（情報通信技術）を活用した教育や学習の支援に関する研究を紹介します。皆さんが普段使用しているスマートフォンやタブレットなどで気軽に学べる教育コンテンツの開発から、アイトラッカーやモーションキャプチャーなどのセンサーを活用した学習支援に至るまで、様々な研究事例を盛り込んでいます。卒業研究IMP（インストラクショナル・メディア・プロジェクト）で制作した教材やシステムは、いずれも近隣の小中高校や特別支援学校などで実践使用され、高い評価を受けています。今後も“進化＋深化”していくeラーニングの世界をぜひとも体感してください。また、少し遊びですが、クイズ制作の体験コーナーを設けていますので、それも楽しんでいただければと思います。

メディア学部　研究紹介

３Dモデルを作成し、３D地図の中に入れる方法を説明します。（千代倉・飯沼）

近年デジタル地図が様々な場面で活用されるようになり、地図上で提供されるオープンデータの質も量も飛躍しています。3Ｄ地図は地球規模の課題の理解、データの分析、課題提案の可視化に活用できます。更にこれらを活用した教育は世界的な試みの一つとなっています。今回の展示ではGoogle Earthや３Ｄ地図を使った本学の教育の紹介をします。

メディア学部　研究紹介

デジタルサイネージを活用したインタラクティブコンテンツを紹介します。（吉岡）

６面マルチディスプレイとキネクトを使ったインタラクティブ・デジタルサイネージをご紹介します。バーチャル・キャンパスツアーと題し、360度パノラマ画像をジャスチャーで自由自在にコントロールすることができます。しかも、静止画だけでなく動画も360度パノラマで動かすことができるので、まるでキャンパスの中を歩いているかのような感覚を得ることが可能です。本学では、このような技術を応用した体験型コンテンツを開発し、観光や企業広告に活用するための研究を行っています。ミライの広告は、SF映画のようなものになっていることでしょう。百聞は一見、いや体験にしかず。皆さんも実際にジェスチャーでコンテンツを動かしてみましょう。

メディア学部　研究紹介

会話などのビデオ分析から、相互行為について明らかにします。（山崎）

人間が相互行為を行う時、「言葉」（その内容や、言葉を話す声の大きさや高さ）を使うだけではなく、自分の「視線」を相手に向けたり時には背けたり、手を使って相手に見て欲しいところを示したり、相手の横に立ったり、話しながらスマートフォン（これを道具と呼びます）等を使ったりします。このことを相互行為と呼ぶのですが、それは東京のオフィス街でも、アマゾンの海洋調査船の中でも、地球上のどちらでも、人間が行っていることです。「火星に人類学者がいたら、人間は相互行為をしている」と報告するだろうと言った人もいます。ここでは、日常生活での相互行為の分析の一端をお目にかけます。