コンピュータサイエンス学部プロジェクト実習 最終発表会レポート
■理系学生が企業経営者らにプレゼンテーション!“ビジネスセンスを持ったITエンジニアの育成” プロジェクト実習 最終発表会レポート
東京工科大学(東京都⼋王⼦市)コンピュータサイエンス学部では、ビジネスセンスを持ったITエンジニアの育成を目的とした「プロジェクト実習」を実施しています。2月17日には「最終発表会」が行われ、(一社)東京ニュービジネス協議会(東京都港区、会長 下村朱美)の協力のもと、学生がインターネット関連などの企業経営者にプレゼンテーションを行いました。
インターネットビジネスの急速な発展により、ITエンジニアにおいても広範囲の技術のみならず、ビジネス企画提案能力が求められています。本実習は、同学部3年生の希望者を対象とした実習科目として2013年度より導入しており、理工系学部としては国内でも珍しい取組みとなります。
学生3〜4名によるグループワークとして行われ、約1年(週約5時間)の授業を通してアプリケーションのプログラミングスキルの修得から、これを生かしたwebサービスのプロトタイプと事業計画を作成。学外の起業家らに発表し講評を得ることで、発想力や伝達力に加え、実社会で何が求められるかを学びます。また、同学部では今年度より1年次の必修科目としてこの取り組みをベースとした「価値創造演習」を導入しており、早い段階でIT産業の構造を知ることで、その後の学修成果や意欲の向上に繋がることも期待されます。
最終発表会では、同協議会に所属するインターネットやマーケティング企業など約6名の経営者らが出席し、4チーム10名余りの学生が発表を行いました。コンセプトからビジネスモデル、アプリなどの実装デモンストレーション、ユーザーヒアリングによる検証、マネタイズ手法などを踏まえた学生の提案に対し、企業経営者からは実務経験に基づきさまざまな視点からアドバイスや改善点などが講評されました。また投票の結果、子供の習い事体験サービス「ナラチカ」を提案したチームがわかりやすいプレゼンテーションなどで最も高い評価を得ました。
■一般社団法人東京ニュービジネス協議会
ニュービジネス振興の為の「政策提言」、ニュービジネスに関する様々な「研究・情報提供」、ニュービジネスの起業家の育成・発掘の「支援事業」、会員企業の経営強化や経営者相互の研鑽のための「委員会・研究部会」を行っている起業団体。ニュービジネスの振興に寄与する我が国最初の公益法人として1985年9月に設立された(社)ニュービジネス協議会を前身とし、業種業態を横断し産業構造の変化に即応する切り札の役割を担っています。
公式サイト:http://www.nbc-world.net/
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学校法人片柳学園 出版部 担当: 大田
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