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AOPEN、篠田プラズマ、DISEなど国内外の企業が協力 新産業育成に向け、産学連携による国内初の試み「デジタルサイネージジャパン」にて、学生がコンテンツ制作や演出を担当

2013年6月4日掲出

東京工科大学(東京都八王子市片倉町、学長:軽部征夫)では、6月12日(水)から14日(金)まで千葉県の幕張メッセで開催される『デジタルサイネージジャパン2013』(ブース:7M17)にて、国内外の企業の協力のもと、メディア学部の学生がコンテンツ制作や演出を手がけたデジタルサイネージを展示いたします。

デジタルサイネージは、今後数兆円産業に成長することが期待される一方、日本は欧米に比べ遅れている分野とも言われており、特にハードウェアだけでなくコンテンツ開発を含む産学連携やグローバルな人材育成が課題となっています。この分野における産学連携の取り組みは国内ではまだ珍しく、国際展示会において学生がコンテンツ提案などを行なうのは国内初の試みとなります。

東京工科大学では、他大学に先駆け2010年からメディア学部でデジタルサイネージの研究開発に取り組んでおり、2011年にはデジタルサイネージの導入支援などを手がける株式会社ファン・ファクトリー(東京都八王子市、代表:大平富美子)と提携し、国内大学として初めてデジタルサイネージソフトウェアによる演習を導入。現在およそ20名の学生が継続的に同社のコンテンツ開発業務などを担っています。

この取り組みは、「コーオプ教育(Cooperative Education)※1」と呼ばれる、産学連携による実践的なキャリア教育の新形態として本学が試行しているもので、こうした新産業分野を中心に今後もニーズの拡大が予想されています。

本展では、台湾のパソコンメーカー「AOPEN(エーオープン)」、世界初の超大型フィルム型ディスプレイを開発した「篠田プラズマ」(神戸市)、スウェーデンのソフトウェアメーカー「DISE(ダイス)」といった国内外の企業の協力のもと、先進的な技術を活用したコンテンツや空間演出を学生が提案。キャンパスや空港、駅、店舗、商業施設などを想定したデジタルサイネージソリューションを展示いたします。

主な展示内容

「DISE」ソフトウェアによる高精細動画コンテンツとマルチデ
ィスプレイによるデジタルサイネージ ※参考イメージ

高精細動画コンテンツとマルチディスプレイによる、キャンパスのデジタルサイネージ提案

大学のキャンパスにおけるデジタルサイネージを想定したコンテンツや空間デザイン、ネットワーク、ハードウェア、ソフトウェアといったデジタルサイネージの総合的なソリューションを学生が提案します。スウェーデンのソフトウェアメーカー「DISE」、台湾のパソコンメーカー「AOPEN」、「NECディスプレイソリューションズ」といった企業の協力のもと、4Kを上回る高精細の映像コンテンツを、46インチ5面マルチディスプレイで同期させ滑らかに再生する先進的な演出を行います。

超大型フィルム型ディスプレイ「SHiPLA」 ※参考イメージ

世界初の超大型フィルム型ディスプレイ「SHiPLA」を活用した、デジタルサイネージ提案

世界初のフィルム型の超大型ディスプレイを開発した「篠田プラズマ」と「DISE」の協力のもと、高さ2m、全長4mの湾曲型の大型ディスプレイに、学生が提案する空港や商業施設などでの利用を想定したコンテンツをデモンストレーションします。

プロジェクト担当の東京工科大学メディア学部 吉岡英樹講師のコメント

「日本のデジタルサイネージは、世界の先進国から数年遅れていると言われています。特に、「コンテンツ」ついてのクリエイティブな視点や、デジタルサイネージ全体の「ソリューション」を提案する発想力が課題であると考えています。ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークシステム、インターネットサービス(ソー シャルメディア等)、コンテンツデザイン、空間デザインなど、全ての要素に対する創造的なソリューションを提案できる人材が求められています。さらに、デジタルサイネージ先進国と言われる欧米などの企業と連携することで、グローバルな視点を持つことにも繋がります。国内ではこの分野における産学連携の取り組みはまだ少ないのが現状ですが、今後ますますニーズが高まることが予想されます」

※1:コーオプ教育(Cooperative Education)

従来のインターンシップと異なり、大学が主導して企業での研修内容の調整やマネジメントに関わること、学生が数ヶ月から数年にわたり継続的に企業に勤務し、賃金対価を得ることなどを特徴としており、より実践的な産学連携型のキャリア教育を指します。

出展概要

会 期:
6月12日(水) 10:30~18:00
6月13日(木) 10:00~18:00
6月14日(金) 10:00~17:00

場 所:
幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区) ホール7
デジタルサイネージジャパン2013 東京工科大学ブース(7M17)

アクセス:JR京葉線 海浜幕張駅下車 徒歩5分

協力企業:
ファン・ファクトリー(東京都八王子市)/DISE(スウェーデン)/AOPEN(台湾)
篠田プラズマ(兵庫県神戸市)/NECディスプレイソリューションズ(東京都港区)
ジャパンケーブルネット株式会社(東京都中央区)  ほか

デジタルサイネージジャパンについて

屋外・店頭・公共空間・交通機関などあらゆる場所で、ネットワークに接続したディスプレイなどの電子的な表示機器を使って情報を発信するシステムを総称して「デジタルサイネージ」と呼びます。ディスプレイの発展、デジタルネットワークや無線LANの普及とあいまって、施設の利用者・往来者に深く届く新しい広告、コンテンツ市場が形成されています。「デジタルサイネージジャパン」は、デジタルサイネージにフォーカスした国内唯一の専門イベントで、2012年の来場者は約132,866人(同時開催イベント含む)。
富士キメラ総研の調べによると、デジタルサイネージ国内市場は2011年が787億円、2020年には市場全体で2,615億円にまで拡大すると推定されています。また総務省の資料によると、同世界市場は2010年が約6,834百万ドル、2015年には約12,609百万ドルにまで伸びると推定されています。

この件に関しての報道機関からのお問い合わせ先
※協力企業など個別の取材をご要望の際は、下記までご相談ください。

■東京工科大学 メディア学部 担当:吉岡
Tel.080-4663-403 / E-mail. yoshioka(at)stf.teu.ac.jp

※(at)はアットマークに置き換えてください。