デザイン学部が社会課題解決デザイン展「蒲田+デザインプロジェクト vol.2 伝えよう、ぼくらがデザインしたこれからの蒲田」を開催
デザイン学部では、6月10日(月)から6月21日(金)までの期間、昨年に引き続き授業科目「感性演習Ⅱ(伝える)」で取り組んだ社会課題解決デザインの作品展示を大田区役所内3階展示コーナーで開催します。
デザイン学部は、平成22年度(2010年度)より、大田区蒲田に設置された大田区内にできた初めてのデザイン系大学です。そのデザイン学部の一つの授業内で「蒲田+デザイン」として、2年次生183名が、33のグループをつくり、それぞれの蒲田のまちの社会課題の解決をテーマとしてデザインの提案を行いました。
そもそもデザインの役割は、具体的に目に見える姿、かたちを美しく整えるばかりではなく、ものごとの仕組みやシステムといった目に見えないものに対して心地よく、楽しく整えていく思考もデザインといえます。つまり、デザインには問題となっている本質を見極め、それを改善、解決していく力があります。
この蒲田で学ぶ学生たちが、今ある蒲田のまちを見渡してみて、もっとこうなればいいのにとか、こうしたほうがよくなるのに、といったちょっとした気づきから、それを問題として吸い上げ、グループで話し合いながら、これからの蒲田をデザインしました。
すぐに変わることはなくても、ちょっと先の未来が、こうなればいいなという学生ならではの柔軟で大胆な提案の数々をご覧いただき、これからの蒲田について考えるきっかけになればと思います。
■展覧会概要:
会場 大田区役所本庁舎3階展示コーナー(東京都大田区蒲田5-13-14)
会期 6月10日(月)~6月21日(金)8:30~17:00 ※土・日休
主催 東京工科大学デザイン学部
作品指導/展覧会監修 酒百宏一(東京工科大学デザイン学部准教授)
■展示内容:
東京工科大学デザイン学部で学ぶ学生たちが、蒲田を利用する生活者の視点から、さまざまな問題を豊かな感性で捉え、解決するデザイン提案をプレゼンテーションボードにまとめ展示します。
作品(参考例):
あったかまた(通りの景観+デザイン)
JR 蒲田駅西口から大学までの通りにある店は便利な反面、強い主張ばかりで雑然とした印象を与えている。蒲田の古き良き庶民的な店舗の親しみやすさを良い点として、看板や店舗をレトロ調に統一していくデザイン。
BACKPACCAR (外国人とのコミュニケーション+デザイン)
蒲田に多くの外国人が暮らしているにもかかわらず、私たちはあまり意識せずに暮らしている。蒲田に暮らす人と外国人を食を通して積極的に交流してもらうための移動式販売車をデザイン。
蒲田ゴミ0プロジェクト (ゴミのポイ捨て+デザイン)
まちを歩いていて気になるゴミのポイ捨ての多さ。それをオリジナルのキャラクターで地域のつながりを深めてゴミを楽しく拾う活動のデザイン。
SUN.FUN.SUN Project (商店街利用+デザイン)
JR 蒲田駅西口出てすぐのアーケード商店街をもっと活用して、他の地域の方々やリピーターや増やすためのイベント企画のデザイン。
■一般からのお問い合わせ先:
東京工科大学蒲田キャンパス
TEL.03-6424-2111(代) FAX.03-6424-2112
■報道関係のお問い合わせ先:
東京工科大学デザイン学部感性演習系研究室 准教授 酒百宏一
〒144-8535 東京都大田区西蒲田5-23-22
TEL.03-6424-2079(直) sakao(at)stf.teu.ac.jp ※(at)はアットマークに置き換えてください。
■デザイン学部WEB
https://www.teu.ac.jp/gakubu/design/