「AIテクノロジーセンター」と「バイオミメティクスセンター」を片柳研究所に設置
研究開発体制の強化と新たな学術領域の開拓を目指し、片柳研究所に2つの新しい研究センター、「AIテクノロジーセンター(AI Technology Center)」と「バイオミメティクスセンター(Center for Biomimetics)」を2025年4月1日付で設置しました。この二つのセンターは、持続可能な社会の実現を支える先進的研究に取り組む片柳研究所に設置され 、それぞれ最先端の技術領域を牽引し、本学の研究力強化と社会への貢献を大きく推進することが期待されます。
●未知の可能性を切り開き技術革新に挑む「AIテクノロジーセンター」
AIテクノロジーセンターは、本学が掲げる「AI大学」構想の中核となる拠点です。最新鋭のAIプラットフォームを導入し、教育と研究の両面でAIの先進的な利活用を推進します。AIを活用できる次世代の技術者育成、AI大学としてのブランド価値向上、そしてAI利活用を通じた地域社会や産業界との連携開拓を目指します 。
■主な活動内容:
- 大型計算機の導入および運用・保守を行う。NVIDIA 社を始めとするベンダー企業との連携や、関連性の高い活動を行うフロリダ大学等主要大学との連携を図る。また、大型計算機活用に関する先行的な取り組みを展示会等へ出展し、情報発信を行う。
- 各学部における授業・演習科目や戦略的教育プログラムへの AI 導入支援を行う。また、教員や大学院生の研究活動におけるAI活用方法についてコンサルテーションを行う。
- AI利活用の促進にあたり、ガバナンスとELSI(Ethical, Legal and Social Issues)の実践を行う。AI 倫理ポリシーの策定やアセスメント、説明可能なAIに取り組む。
AI 技術の浸透を通じて、次世代の技術者育成し、大学の研究力を強化する。AIの利活用を通じて産業界との連携を強化し、社会的課題の解決に貢献する。AI 技術の最前線での研究と教育を推進し、大学のブランド価値を高め、地域社会や産業界との連携を深める。
●自然の法則を解き明かし未来の課題に挑む「バイオミメティクスセンター」
バイオミメティクスセンターは、生物が進化の過程で獲得してきた高度な機能の原理を解明し、AI技術などの最先端テクノロジーと融合させることで、これまでにない革新的な技術を生み出すことを目指します。持続可能な社会の実現に貢献するとともに、国際的な若手研究者・技術者の育成にも力を入れ、本学の国際的なプレゼンス向上を図ります 。
■主な活動内容:
- 生物の卓越した機能を、生物学的な分析と数理的な解明によって三次元接着移動体をはじめとする先端技術へ応用する。
- 植物の光合成を模倣し、入手しやすい元素で創製された光触媒を開発して、太陽光エネルギーで二酸化炭素を有用な化合物に変換できるシステムを実現する。
- 自然に学ぶ機能性物質の製造、クリーンかつ効率的な物質変換手法の開発を行う。
・科学技術のイノベーション
・学生教育を通した若手研究者の育成
・上記成果の外部発信によるブランド力の向上
この二つの新たな研究センターを通じて、AIとバイオミメティクスという未来を拓く重要な分野において、教育・研究の両面で更なる発展を目指します。これらのセンターから生まれる革新的な技術や研究成果にご期待ください。

関連情報:
片柳研究所についてはこちら
AIテクノロジーセンターの詳細はこちら
バイオミメティクスセンターの詳細はこちら
東京工科大学 大学案内 2026の請求はこちら