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2021年応用生物学部長メッセージ

2021年1月8日掲出

「社会の変化に適応しよう。 東京工科大学応用生物学部にて」横山 憲二

応用生物学部 横山 憲二教授

 受験生の皆さんこんにちは。応用生物学部長の横山です。

 冬の到来とともに、世界的に新型コロナウイルス感染状況が悪化していますが、受験生の皆さんは、いかがお過ごしでしょうか。元気な皆さんは、受験勉強の追い込みを迎えていることかと思います。入学試験で100%の力が出せるよう、不要な外出を避け、体調には十分に気をつけて下さい。本学に合格されることを心から願っています。

 さて、昨年は年頭のご挨拶として、本学応用生物学部の“異端”(多少ニュアンスは異なるがOnly Oneとも言う)研究を紹介しました。最先端研究は、世の中に認知されるまでは異端研究です。皆さんにも是非、われわれが取り組んでいる異端研究を本学で直に感じ取っていただければうれしく思います。

 異端研究を行っている一方で、変化する社会に適応することも必須だと考えています。新型コロナウイルスにより、全世界の人々が変化に適応することを余儀なくされています。学生さんに関係することですと、オンライン授業が最も典型的なことかと思います。これまで講義資料の配布などにはクラウドシステムを用いてきましたが、講義自体はすべて対面で、講義室で行ってきました。しかし、2020年度前期は、対面授業が原則できず、オンライン授業を導入しました。オンライン授業の欠点は、学生さんの顔が見えず、一方通行の授業になってしまいがちになることです。しかし、いざオンライン授業を開始し、オンラインでの質問時間を設定すると、昨年よりずっと多くの学生さんが質問してくるようになりました。中間試験の前日夜に「直前!臨時質問コーナー」を開設しましたが、日付が変わるまでの数時間、ひっきりなしに質問がありました。一夜漬けはいいとは思えませんが、わからないままにしておくよりはいいですよね。またオンデマンド動画には、繰り返し視聴できるというメリットがあることも付け加えておきましょう。後期の授業は、対面とオンラインの両方で行っています。対面で行うことが望ましい演習に近いような講義については、対面で行っています。

 学生実験については、前期の後半からリアルに実施しています。実験室入室時の検温、手指のアルコール消毒からはじまり、マスクの着用はもちろんですが、保護メガネ、手袋の着用、実験台・機器の使用前後の消毒、十分な換気を行うなど、感染防止対策には最善を尽くしています。学生実験をリアルに行うことは、本学部としては絶対に譲れない教育方針です。

 2021年度の講義方法については、現在全学で検討中ですが、状況が許せば、ほとんどの授業を対面で行う予定です。ただし、オンライン質問コーナーは残したいと思いますし、またオンデマンド講義で使用した動画などについては、来年度も予習復習に活用できるので、講義の理解度は、これまでより格段に上がると思います。

 応用生物学部全教員は、皆さんが安心して講義を受講し、これまで以上の学修効果が得られるよう、日々チャレンジしています。皆さんの入学をお待ちしています。