2020年応用生物学部長メッセージ
「異端のススメ 東京工科大学応用生物学部にて」横山 憲二
受験生の皆さんこんにちは。応用生物学部長の横山です。
受験勉強も追い込みを迎えていることと思います。入学試験で100%の力が出せるよう、体調には十分に気をつけて下さい。本学に合格されることを心から願っています。
東京工科大学は、”異端”(多少ニュアンスは異なるがOnly Oneとも言う)とも思える先端を超える研究を行って、日々進化し続けています。応用生物学部は、その名称のせいなのでしょうか、しばしば農学系に分類されていますが、農学部とは全く異なった視点から研究を開始し、その成果を社会に還元しています。2020年度からは、応用生物学部内に「生命科学・医薬品専攻」と「食品・化粧品専攻」を新設します。専攻制導入により、入学される学生さんは、より早く、より深く専門教育を受けられ、いち早く”異端”研究を進められるようになると考えています。
生命科学・医薬品専攻には、生命科学コースと医薬品コース、食品・化粧品専攻には、食品コースと化粧品コースがあります。学生さんは専攻別に入学し、2年次12月頃にコース選択を行い、3年次前期から各コースに分かれます。また3年次後期から各専攻の研究室に配属されます。
さて、応用生物学部の特徴が最も顕著に表れている、3年次の実習の一部を紹介しましょう。どの実験も、各コースにとって必須となる基本技術と企業で通用する実務技術が織り込まれており、在学生の評判も極めて良好なものばかりです。
- ・生命科学・環境実験(生命科学・医薬品専攻 生命科学コース)
- - 培養細胞の継代操作と緑色蛍光タンパク質ベクターの導入
- - DNA鑑定の技術修得
- - 大腸菌を用いた抗菌活性測定
- ・医薬品実験(生命科学・医薬品専攻 医薬品コース)
- - 蛍光顕微鏡による細胞骨格、細胞核、ミトコンドリアの観察
- - ヒトがん細胞の培養の基本操作および抗がん剤試験
- - バイオインフォマティクスを利用したRNA干渉における標的遺伝子予測
- ・食品実験(食品・化粧品専攻 食品コース)
- - 水産加工食品(かまぼこ)の作製
- - カビの生産する凝乳酵素の精製
- ・化粧品実験(食品・化粧品専攻 化粧品コース)
- - 乳化法と乳液の性質評価、設計
- - マイクロスコープを用いた皮膚表面の観察・レプリカによる肌理の評価、皮膚の色の計測
このメッセージ前半で、東京工科大学では”異端”研究をしていると書きましたが、世界の最先端研究も最初は”異端”だったはずです。受験生の皆さん、本学応用生物学部で学び、社会に役立つ”異端”研究を、私達と一緒に始めてみませんか。
皆さんの入学をお待ちしています。