医療保健学部　新入生の皆さんへ（第3回）

～夢の仕事～

2001年9月11日アメリカで同時多発テロ事件が勃発してから19年の歳月が経ちます。皆さんがこの世に生を授かったころの話になると思います。その勇敢さゆえにアメリカで消防士という職業が脚光を浴びた時代でした。「World Trade Center」、「United 93」、「Extremely Loud & Incredibly Close」など有名な映画が作成されました。

今回、新型コロナウイルスが中国の武漢で発生し、4月20日時点で、世界では既に250万人以上、日本でも1万人を超えた感染者が報告されています。爆発的な感染者の増加による医療崩壊が叫ばれる中、あの9.11の消防士のように、命懸けで働く医療従事者の闘いぶりが毎日のようにニュースで放映されています。イギリスのジョンソン首相がコロナウイルスに感染し、回復し退院されました。そのジョンソン氏の動画メッセージの中で、助からない可能性もあったとし、自分の命を救ってくれた医療従事者に感謝の意を述べています。

このように皆さんが目指す医療専門職は、遣り甲斐のある仕事であり、人々から感謝される職業であることを自覚し、頑張って欲しいと願っています。

医療保健学部　学生委員長　石黒圭応