応用生物学部 新入生の皆さんへ(第3回)
~大学の歩き方 “他の人の力を借りること”~
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
すでに応用生物学部の学部長、教務委員長からのメッセージを掲載しました。目を通していただきましたか。今回は、学生委員長からのメッセージになります。
勉強は個人ですることが多く、学修の成果を記載した成績表でも、個人の頑張りや個人の到達点が評価されています。4年生での卒業研究のための研究室での学びでは、教員やほかの学生との協働作業が多くなりますが、大学前半の学びでは、個人学修が中心です。
一方、大学生活をより有意義なものにするためには、いろいろな人の力を借りてもよいのです。これは「皆さんの利用できる人が、皆さんの周りにいる」という意味です。授業で疑問点があれば、担当教員に質問してみましょう。アドバイザーという高等学校でいうクラス担任に相当する教員の力を借りるのもよいでしょう。学務窓口にいる事務職員も皆さんの味方です。家族はもちろん、クラブ活動やサークル活動の先輩も皆さんの支えになってくれるでしょう。
今年は、皆さんの大学生活のはじまりの時点で、リアルに他の人の力を借りるのが難しく、オンラインを経由した力の借り方になるかもしれません。「eduのメールアドレスを開通してください」「moodleに授業資料があります」「学生ポータルから掲示板を確認してください」と、応用生物学部らしくないカタカナ言葉に慣れるのに時間が掛かるかもしれませんが、オンラインを中心にした新しい学びのスタイルを体験するチャンスでもあります。その先のリアルな応用生物学部の学びにも期待してください。
応用生物学部 学生委員長 浦瀬太郎