2019年応用生物学部長メッセージ
「応用生物学部の4つのコース」梶原 一人
受験生の皆さんこんにちは
応用生物学部長の梶原です。
受験勉強も追い込みを迎えていることと思います。無理して体調を崩さぬよう十分気を付けて下さい。本学に合格されることを願っています。
東京工科大学は、時代の最先端を常にキャッチして進化を遂げてきました。特に応用生物学部は生命科学の進歩と共に、農学部とは異なった方向から研究し、その成果を社会に還元することを目標にした次の4つのコースから構成されています。
医薬品コースは、生物創薬を特徴とするもので、核酸医薬品、タンパク質医薬品などの研究・開発を行います。この分野では本庶佑先生が免疫チェックポイント阻害剤・ニボルマブ(製品名オプジーボ)の研究でノーベル賞を受賞されました。遺伝子組み換えや細胞工学技術などの生物的アプローチに加え、生物と化学の融合による新しい創薬技術を体系的に学ぶことができます。生命科学・環境コースでは、生物が持つ優れた機能を巧みに応用し、医療や環境保全に役立てるための知識・技術を学びます。先端食品コースでは、人々の健康をサポートする新しい食品の開発および食品の品質管理に、最新のバイオテクノロジーを用いて取り組みます。先端化粧品コースでは、皮膚・毛髪と化粧品に関する知識・技術を実践的に学びます。皮膚・毛髪科学、美白・抗老化・育毛などの有効成分に関する学術分野と、乳液やファンデーションなどの化粧品を設計するための学術分野を体系的に学習します。このように応用生物学部では、幅広い4つの専門分野を希望に応じて学ぶことができます。もうすでに希望コースを決めている人もいると思いますが、大学に入って勉強しながら興味に応じて決めることも可能です。また、それぞれの分野で、生活に密着したバイオテクノロジーの応用と研究成果の社会還元、社会で活躍できる人材育成を目指しています。
受験生の皆さん、新たな世界を切り開くバイオテクノロジーを駆使し、社会に役立ち、喜ばれる研究成果を、私達と一緒に創り出していきましょう。
皆さんの入学をお待ちしています。