２００７年７月より八王子市と東京工科大学の共同研究として開始した、「バイオマス資源の液化と有効活用」の共同研究の成果発表を2011年5月24日（火）東京工科大学八王子キャンパス内片柳研究所で行いました。

共同研究は、八王子市の街路樹から出る剪定枝などの可燃ごみ（バイオマス）を、ごみ処理の一環として有効利用することを目的としております。

今回の東京工科大学における研究成果としては、可燃ごみを高温でガス化、触媒を用いて液体燃料（軽油）へ変換することを想定した液体燃料の精製に成功したものです。将来的には、ごみ収集車など公用車の燃料として利用し、地産地消のバイオマス活用とともにごみの減量にもつなげていくことを目標としております。

従来、バイオマス資源の収集には、手間やコストが掛かり実用化には向かないという課題がありましたが、今回の研究ではごみ処理の一環として行われることを想定しているため、実現に向けての可能性が高い研究となっております。

今回の内容がメディアで紹介されました。

■日刊自動車新聞12面（2011/5/25）
木質ごみから経由　八王子市と東京工科大　新技術を開発

■八王子市と東京工科大学、街路樹由来のバイオマスを液化燃料に Yahoo topics(2011/5/24)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110524-00000058-impress-ind

■八王子市と東京工科大学、街路樹由来のバイオマスを液化燃料に car　watch＜impress＞　（2011/5/24）
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20110524_448048.html